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嗚呼、負け犬の遠吠え日記
ある時は、しがない安月給サラリーマン。ある時は、怪しい政経オタク。そんなkomichi(子路)の言いたい放題を綴ったブログです。荒らしなど、ネットの悪質行為の問題にも取り組んでいます。

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まだまだ問題はあるようだが @ 参議院選挙を終えて
 ついに参議院選挙が終わった。
 結果は、自民37議席、民主60議席、さらに公明が9議席に減少という、安倍自公政権の歴史的な大敗北であった。

 小泉・安倍と続く自公政権を「一億総負け組社会化」と「対米売国」を推進するものだとして、長らく批判を続けてきた私のような者にとっては、非常にうれしいニュースである。

 ただ、喜んでばかりも居られない。
 あれほどの惨敗であったにも関わらず、安倍首相が辞任しようともせず開き直っているのと、自民党も事実上それを容認しているから、というのもある。
 それだけではなく、「二大政党化はより進んでしまった」とか、「安倍批判をする側も問題を抱えている」など、いろいろと問題は多い。

 まずは、「政権交代(に一歩近づいた)」という、民主主義国なら当たり前のことがなされたのを喜びたい。
 その一方で、今後の問題点を今からでも少しでも考えていきたい。


↑:もしよろしければ、ランキングにご協力をお願いします。

安倍の「反省すべきは反省し、でもやめません」バナー

2ちゃんねる から子供たちを守ろう!

 さて、またもや更新を滞らせてしまった。
 本当ならば、参議院選挙と安部自民党の歴史的惨敗という大ニュースがあった29日直後に記事を書きたかったのだが、できなかった。
 29日当日はオフが多忙で、ゆっくりと記事を書くことができなかった。
 事前に不在者投票を済ませておいて、正解だった。
 30日は「安倍自公政権大敗」というニュースで、うれしさのあまり「祝杯」と称して酒を飲みすぎて、そのまま眠ってしまったのだ……。
 それで31日夜現在、こうしてエントリー文を書いている。

 まず今の私の気持ちを正直に表すと……。
 いやっほーーーーうぅっ!
 やったぜえぇぇぇぇぇぇっ!!
 バンザーイ! バンザーイ!
 アーッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ!
 ざまあみろいっ!
 いやー、実に爽快だーっ!
 気分が「スカーッ」としたぜっ!


 「AbEnd」参加者諸氏、私と志を同じくして戦ってこられた皆さんとともに、今回の結果を祝いたい。
 それと、とくらさん。今回は残念な結果に終わりましたが、本当にお疲れ様でした。

 参議院選挙前のエントリーにて、私は次のように書いた。

 改めて言おう。
 冗談や誇張ではなく本当に、今度の参院選では、自民党を30議席台まで惨敗させなければならないようだ。


 ここで有権者の皆さんにもいいたい。

 もう一度、はっきり言おう。
 もし今度の参議院選挙ででも、安倍自公政権を存続させてしまったら、日本の民主主義はおそらくおしまいだ。「もう後がない」と考えたほうがいい。
 これは決して、冗談や誇張ではない。

 おそらくこの選挙を大敗することなく乗り切れば、安倍自公政権は「国民の信を得た」などといって、反対意見や自分たちの気にくわない言論を封殺するための体制作りを推進していくだろう。

 ちょっとぐらい叩かれていたり、弱っていたりしたからといって、情け容赦をしてはいけない!



 それで結局、本当に30議席台にまで減ってしまった。

 宇野内閣は、過去最低と言われる36議席という惨敗によって、即日退陣した。
 橋本内閣も44議席という結果を受けて退陣した。
 今回の安倍政権の敗北は、宇野内閣退陣の時に匹敵するような大敗北である。
 何より今回の選挙は、事実上「安倍政権続投か、否か?」が一大争点だったはずである。

 それでこれだけの大敗北。
 明らかに圧倒的多数の民意は、安倍政権に反対の意を示したのだ。

 普通だったら、安倍内閣は「責任とって退陣」となるだろう。

 だが……。

 これだけの酷い惨敗にも関わらず、安倍首相は続投を宣言したという。
 曰く。「新しい国づくりにこれからも責任を果たしていかなければならない」

 はぁ?
 こういう場合は普通、安倍さんが辞めることが責任の取り方だと思うのだが、違うのだろうか?
 しかしこれが許されるようだとしたら、組織のトップはどんな失敗や犯罪、不祥事等を犯しても、「トップとして責任を果たしていかなければならない」とさえ言えば、辞めなくてもいいことになるだろう。そういうことになりかねない。
 そういえば最近、政治の世界だけでなく経済の世界でも結構いるようだ。どんな犯罪や不祥事がバレても、わけのわからない理屈で責任をロクにとらずに、下にだけ責任を押し付け、居直り続けようとする駄目なトップが。
 「鯛は頭から腐る」という言葉があるが、指導者層の無責任やモラル退廃が、こうして社会全体に蔓延していくのではないだろうか。

 私は「自民党が30議席台まで大敗すれば、さすがの安倍さんも辞任せざるをえないだろう」などと考えていた。
 しかし、それは間違いだった。というより、私の考えはまだまだ甘かったようだ。
 何しろ、本当に30議席台までボロ負けしても、それでも辞任しないというのだから。
 こういうのを「KY(「空気読めない」の意)」というのだろうか?
 安倍首相の厚かましさと、民意に対する鈍感さは、私の予想をはるかに上回っていたとは……。

 それとも今の自民党には、本当に安倍さんに代わる人材がいないのか?
 「及ばずながら……」とか言って名乗りをあげる人さえも、本当にいないのか?
 だとしたら自民党という組織は、相当なまでに駄目になっているようだな。
 何故ならば、「人材がいない」ということは、ほとんどの場合は「その組織自体が駄目になっている」あるいは「何らかの重大な問題を抱えている」ということだから。

 参議院選挙前に私は、「どんなに水に落ちたとしても、安倍自公政権に情け容赦を加えてはいけない」と言った。


水に落ちた安倍はさらに叩くべし!
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-89.html

やっぱり水に落ちた安倍はさらに叩くべし!
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-90.html


 改めて思ったのだが、やはり安倍自公政権には一切の情け容赦は無用なようだ。今後もガンガンと批判を行い、徹底的に追い詰めていくまでは。

 
 あと、「安倍自公政権が居直っている」という問題以外にも、いろいろと問題が残っているようだ。
 とりあえず、今あげられるだけでもあげておくが、「安倍自公政権を倒した」というだけでは不十分なようだ。


*「二大政党化」がさらに進んでしまった

 政党別の獲得議席数を見てみると、ほとんど「民主党の一人勝ち」という気がする。
 共産・社民は議席数を前より減らしている。
 国民新党は、議席数は4と変化なし。
 新党日本が、今回新たに1議席を確保したそうだが。
 なお、無所属当選候補7人のうち6人が野党系、その中のさらに5人が民主党系だという。
 ネット社会で注目されているとみられた「9条ネット」と「維新政党・新風」は、今回は議席獲得ができなかった。

 これで自民党が潰れなかったとすれば……いわゆる「二大政党制」がさらに進む、ということだろうか。
 「(民主主義国家では当たり前である)政権交代の可能性」が出てきたという反面、これは恐ろしい可能性をも秘めている。
 これは、「有権者の選択肢が減った」ということでもある。
 二大政党制において、ある政策で2つの大政党のどちらもが「賛成」(あるいは「反対」)といえば、有権者に事実上選択の余地はなくなってしまう。
 これは大変なことだ。
 また、2つの政党が大企業や資本の論理に取り込まれてしまえば、それ以外の有権者大衆はないがしろにされるような社会が出来上がる。特に、「一人しか当選できない」というシステムの下では、より強者の支持を取り付けた者のみが有利になる。
 イギリスやアメリカなど、二大政党制の国で貧富の格差が激しいのは、おそらく偶然ではない。
 とりあえず、政権交代への道が開けたこと自体には、大きな意義がある。
 だが、この二大政党政治よりも、「より的確に民意が反映されるシステムにするには、どうすべきか?」を今からでも考えておかなければなるまい。



*まだまだ問題を抱える対抗勢力

 今回大幅に躍進した民主党も、まだまだいろいろと問題や矛盾を抱えていることも、また確かであろう。
 何よりも「寄せ集め集団」ゆえの弱さがまだ残る。
 22日記事でも書いたが、特に、「考え方も民主党よりも自民党に近い“隠れ自民”な人たちが結構いる」ということが問題だ。
 こういう人たちが、自民党の多数派工作などで取りこまれて寝返ったり、民主党の足を引っ張ってしまうこともありうると思う。
 また民主党には、(既得権益の固守に汲々とするだけの利権集団と化した)旧来労組などの呪縛を受けたような「ダメ左翼」議員も結構いるようだ。今後はそれも、いろんな意味でマイナス要因となる可能性が大だ。
 さらには、まるで「世間知らずの秀才坊ちゃん」のような、ワキの甘い若手議員も結構いるようだ。そういう人が、金銭や女性関係などでしょうもないスキャンダルを起こして、味方の足を引っ張り、敵を利することも、これまでに何度かあった。
 今後はない、と思いたいが……。

 また、共産・社民にも、いろいろ課題があるのではないか?
 参議院選挙期間中、私はあえて両党の批判を控えるようにしてきた。目的は「安倍自公政権を倒すこと」であって、反自民勢力同士で足の引っ張り合いをすることではないからだ。
 だが……特に、共産党の姿勢はいかがなものだろうか、と正直私は思った。
 相変わらず「独自路線」と称して、勝算も現実的な展望もあるとは思えないのに、共闘を拒み、「反自民票が分散する」という可能性を指摘されているにも関わらず、(どんな一人区にも候補者を立てるという)相変わらず以前からのやり方を変えない。
 それで結果が出せるのならともかく、今回の参議院選挙の結果は……言うまでもないだろう。
 正論を主張し続けるのも結構だが、「どう考えても、今のままのやり方では先がない」のは、この結果だけからでも明らかだと思うのだが。
 共産党が伸び悩んでいるのは、「少数政党を排除する不合理な選挙制度」や「マスコミの偏向報道」、「反共偏見」などの外的要因だけではない。共産党自身にも問題があって、それが有権者大衆の支持を遠ざけているような気もするのだが、いかがだろうか?

 自民党への対抗勢力となるだろう、野党の側にも、まだまだ問題があるようだ。
 野党が大失敗をして、居直り続けた自民党が勢力をぶりかえす……などということがなければいいのだが。



*我々、運動の担い手にもまだまだ問題があるかもしれない

 今回私は、自分のペースでだが、できる限りのことはしたつもりだ。
 だが、それでも……いろいろと反省点や「これでよかったのだろうか?」などという疑問点がいろいろと思いつく。

 「左翼、リベラルの人たちは、自分たちの仲間内だけで閉じこもっていて、それ以外の人たちにどれだけ自分の考えをアピールできているのか?」

 「自民党を支持している人を“B層”などと小馬鹿にしてもいいのか? どんな時でも、弱者の味方でなければならないのではないか? そんなことで、本当に大衆の支持を得られるのか?」

などなど……。

 今回、「9条ネット」や「維新政党・新風」などといった、ネットの運動から出てきた政党が議席を獲得できなかった点などを見ても、

「ネットでの政治運動の影響力も、まだまだ弱いのではないか?」

とか、

「我々ネットで言論・表現活動をする者たちは、まだまだ広範な有権者大衆の支持を得られていないのではないか?」

などの思いにとらわれる。

 我々にも今後、考えるべき課題は、いろいろあるようだ……。



 まあ、いろいろと問題は残った。
 安倍首相が居直ったため、まだまだ戦いは終わらないようだが……。

 しかしそれでも。
 今は大きな一歩を踏み出したことを、とりあえずは喜ぶとするか。


安倍の「反省すべきは反省し、でもやめません」バナー

2ちゃんねる から子供たちを守ろ う!
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テーマ:参院選 - ジャンル:政治・経済

komichi@管理人
>山澤さん

 どうも。
 再度のコメントをありがとうございます。

 「自民党 対 民主党」という構図は、「所詮はアメリカと大資本の掌で踊らされているだけなのではないか?」という気は私もしていました。
 というより、「小選挙区・二大政党制」というシステムそのものが、大資本やアメリカ(及び、それらとグルになった大マスコミ)にとって都合のいいものである。そのために仕掛けられたものである。そのように私は考えております。
 とりあえず「大きな一歩を踏み出した」ことは素直に評価したいとは思いますが、まだまだ問題は多いようです。

 国民新党や亀井氏を評価している人は、特に保守系の人に多いようですね。
 弊サイトにリンクさせてもらっている方では、「三輪のレッドアラート」さんに、「夢想飛行」さん。
 両氏は私とは立場や考え方には相違があるようですが、その論考や姿勢などには学ぶべきことろや、評価すべきところも多いと思います。
 山澤さんもお気が向いたら、参考までにどうぞ。

http://klingon.blog87.fc2.com/

http://youkoclub.blog87.fc2.com/


 いずれにせよ、「小選挙区・二大政党制」という強者にのみ都合のいいシステムをなんとかしないことには、本当の問題解決にはならないでしょう。
 それから、そこに絡んでくる公明党などという、うっとおしいヌエ的存在も。

 「2大政党の間に割って入っていく政党」が必要であるというのは、全く同感です。
 ですが、「左派・リベラル」がまだまだ、それになりきれていない、というのは残念だし、情けないと思います。9条ネットは「まだこれからだ」とも言えますが、共産・社民といった旧来左翼には、あまり期待できないのではないかな、と思います。少なくとも今のままでは。

 「やはり旧来の左翼的な選挙基盤の上では、無理なのかも」というのは、わかるような気もしますね。
 「旧来の左翼的な選挙基盤」の少なくない部分は、硬直化してしまったり、悪い意味で既得権益層と化してしまった。そのために新自由主義路線で不利益を被った多くの人たちの権利と立場を守るものでは必ずしもなくなっている。いやそれどころか、新自由主義で「負け組」となってしまった人たちの権利や利益を脅かしている場合すら見られる。
(例:組合員である正規雇用者の利益を守るために、非正規雇用や若者にその犠牲を押し付けてしまった旧来労組。悪い意味で利権集団・権力集団と化してしまった一部の人権団体・運動団体など)
 それと、「選挙基盤」だけの問題ではないようですね。
 旧来の左翼・リベラルが、「負け組」となってしまった人たちの支持を得ることができずにいた理由は。
 彼ら自身が他にも、いろいろと問題を抱えていて、それが「負け組」の不満や意思の受け皿となれない。「負け組」にとって、ありがいたい存在ではない(いわゆる「ネット右翼」が増えた理由のひとつがそこにある、と私は考えております)。

 実を申しますと、恥ずかしながら、私自身も「負け組」の一人となって、初めて気が付いたこともあるんですよね。
 比較的恵まれていた学生時代は熱心な共産党の支持者であり、その時は「どうして支持者になってくれるはずの、社会的弱者はこちらを支持してくれないのか?」などと思っていたのですが……。
 その後、学業にも、就職にも、恋愛にも(苦笑)、あらゆることに失敗して、「負け組」の一人として社会に放り出されたときに、気づいたのですね。
 「旧来の左翼勢力が、社会的弱者にとって必ずしもありがたい存在ではない」ということに。

 今後は、もっと「世の圧倒的多数を占めるであろう“負け組”を代表する政治勢力が伸びるには何が必要か?」についても考察していきたいと思います。
 そのためにはまず、「旧来左翼は、何故無力だったのか? 何故、負け組の代表となりえないのか?」という問題から始めたいと思います。

 今後ともよろしくお願いします。
2007/08/22(水) 01:05:20 | URL | [ 編集]
komichi@管理人
>kaetzchenさん

 いつもコメントありがとうございます。


>民主党に入れたのは,とにかく自民党から政権を奪う,それだけが目的でした

 私も今回の選挙では、まずはそれを考えました。
 村野瀬玲奈さんのセリフじゃないけど「政権交代はあらゆる改革につながる本丸」ですから(笑)。

 共産党や社民党がどんな素晴らしいことを言ったとしても、安倍自公政権を大敗させることができなければ、全く「絵に描いた餅」でしかない。
 それどころか、今回の参議院選挙は「日本の国民生活と民主主義の命脈が断たれるかどうかの瀬戸際」であったと思います。
 もし、安倍自公政権がたいしたダメージを受けずに続いていたら、どうなっていたか?
 「棄民」「対米売国」に歯止めがかからず、我々の権利や生活はどうなっていたか? 
 共謀罪など、反対言論を封殺する体制が完成されようとしてかもしれない。

 言い換えれば、自分たち自身の存在基盤も危うくなっているにも関わらず、「確かな野党」などとノンキなことを言う。「事実上もう後がない」という状態なのに、勝つどころか、生き残れる見込みすらない「独自路線」を続けているのは、あまりにもノーテンキではないか。
 きつい言い方ですが、「危機感や緊張感が欠けているどころか、自分たちや日本社会が置かれている危機的な現状すら理解してないのではないか?」と思いました。
 そんな革新政党を頼りにすることは、私にはできませんでした。

 まだ民主党にも、いろいろ問題はありますし、油断はできません。
 が、とりあえずはある程度の歯止めはかかりました。
 少なくとも、安倍政権がダメージを受けなかった場合よりは、マシにはなりました。


>そういう考え方ができない,アタマの固いやつに限って,自分の優越感を見せびらかすんだから,救いようがねぇよなー(笑)

 おそらくその手の人たちは、今後はさらに一般大衆と乖離して、ますます孤立と衰退への道を進んでいくだけでしょう。
 旧来左翼の退潮は、半分は「外的要因」(「反共偏見」や「不公正な報道」「不公正な選挙制度」など)ですが、もう半分は自業自得(彼ら自身の問題)であると、私は思います。

 おそらくは、

「こんな正しいことを言ってるのに、何故理解してくれないんだーっ!」という絶望感
  ↓
「所詮、大衆は愚かで我々のことを理解できないんだな」という、おかしな選民意識
  ↓
大衆とのさらなる乖離と孤立・衰退。酷い場合は過激化。

という、左翼市民運動がハマってはいけない最悪パターンに陥ってしまうだけでしょう。


 私としては「負け組の立場を真に代表してくれる左派・リベラル勢力の登場と伸張」を望むのですが。
2007/08/22(水) 01:04:22 | URL | [ 編集]
山澤
自民党にも民主党にも期待できないのは、それがアメリカ共和党VSアメリカ民主党の代理戦争に過ぎないから、という視点に加えて、自民VS民主が清和会VS経世会という長年の派閥闘争の延長にしか見えないから、という視点もあります。それに比べれば、亀井・綿貫連合である国民新党は、そのような派閥性を超えている。(亀井氏は清和会、綿貫氏は経世会出身)そこに、政界を政策本位・‘志’本位で再編する基盤を見るのです。それに亀井はチェ・ゲバラを尊敬し、若いときはハンストを打ったこともある苦学生です。単なる体制派ではありません。勿論、天木さんの9条ネットにもかなり期待していたんですけどね。やはり旧来の左翼的な選挙基盤の上では、無理なのかもしれません。とにかく、これからは2大政党の間に割って入っていく政党が不可欠でしょう。(実は、そこに公明党というヌエ的存在がいることが実践的にはもう一つの壁になるでしょうが・・・)
2007/08/20(月) 23:02:51 | URL | [ 編集]
kaetzchen
私は今回は民主党ばかりに投票しましたけど,その自分自身が「左派・リベラル」と思っていないことを理解してる人が少ないのに驚かされます.どこかの悪質ネットゴキなどは私のブログを「左派・リベラルの恥」などと言ってるくせに,毎日4桁の人が見ているのはどういうこったい(笑)

あたしも結構スレていて,そりゃ共産党に入れて共産政権ができるのなら,党員になってでも共産党に入れますよ.だけど,民主党に入れたのは,とにかく自民党から政権を奪う,それだけが目的でした.

そういう考え方ができない,アタマの固いやつに限って,自分の優越感を見せびらかすんだから,救いようがねぇよなー(笑)
2007/08/20(月) 23:02:18 | URL | [ 編集]
komichi@管理人
>山澤さん

 お久しぶりです。
 コメントとエントリー紹介をありがとうございました。

 貴サイトの記事も、興味深く読ませていただきました。

 今回の選挙の結末にも、まだまだ問題はあるでしょう。
 また、「ネットの力もまだまだ弱い」、あるいは「それが(ネット初の政治家を世に送り出すなどの)直接的な結果につながらない」など。

 しかしまずは、「可能性のまずは第1歩」を踏み出したことは、素直に評価されるべきだとも思います。
 一部の共産党支持層みたいに、今回の結果をシニカルに見てしまうってのも「なんだかなあ」という気もしますので。

 ところで貴サイトを見ると、山澤さんは国民新党の役割にも注目されているようですね。
 社民・共産など左翼・リベラル政党にその役割が期待されていない(というか、期待できない)というところに、今日の日本の左派・リベラルの無力化・弱体化(「ヘタレ化」とも言える?)を感じるようで……。
 (マスコミやアメリカなどを含む)市場原理主義を掲げる旧い勢力が、自らの矛盾と限界をさらけ出しているというのに、それに代わる受け皿に、まだまだなりきれていない。
 「左」と称する者の一人としては、さみしくなりますな。
 (少なくとも半分以上は、左派・リベラル派自身に問題があるからだ、と私も考えているのですがね)
 


 なお、私自身も最近はなかなかできていませんが。
 今後は「ポスト安倍は、どんなものがいいか?」、そこまでいかなくとも「ポスト安倍は、どんな社会にしたいのか?」も、とりあげていきたいと思います。

 ところで、こちらから貴サイトへのTBも、うまくいかないようです。
 サーバー同士の相性がよくないのでしょうか?

 それでも、貴サイトは時々ですが、チェックしておりますので、今後ともよろしくお願いします。
2007/08/20(月) 20:54:00 | URL | [ 編集]
山澤
遅ればせながら貴記事を参考にブログに記事をアップしました。例によってトラバうまくいかないので、コメントさせてもらいます。http://real.zoom-in.to/blogn/index.php?eid=64
一言だけ補足するならば、良質なブロガーは決して今回の結末に、浮かれてなどいない。それが可能性のまずは第1歩かと思います。
2007/08/19(日) 23:45:42 | URL | [ 編集]
komichi@管理人
>いわれひこさん

 どうも。
 コメントありがとうございます。

 お体のほうは、もう大丈夫でしょうか?


 
>護憲派ではありますが、現行の解釈憲法のままが一番良いと考えている人間です。

 この点は、いわれひこさんと私とは、ほぼ同じ考えのようですね。
 私は武力や自衛隊の必要性を否定するつもりはありません。残念ながら、他にどうにもならなくなる場合もありえるだろうと考えるゆえに。
 ただ、憲法9条が全く何の役にも立ってないとも思いませんので。
 外からの理不尽な侵略には無効かもしれません。
 が、戦後続いてきた「アメリカの防波堤」化……というより、「アメリカ覇権主義の尖兵・鉄砲玉」化を抑えてきたのが、憲法9条と平和運動である。そういう側面もあったと思います。
 少なくとも、現安倍政権下の改憲は、日本のためになるどころか、非常に危険であると、私は考えます。「アメリカの尖兵化」あるいは「鉄砲玉」のようにされるのは、目に見えていますから……。



>わたしの外交に対する考え方は、反日なんちゃらの人間達には、あまっちょろい考えだと思えるようです。

 うーん。
 まあ、いろんな考えの人がいますから。
 そう思う人もいるのなら、それはそれで仕方がないでしょう。

 それにしても、反日なんちゃらの人たちは、どのような国防のあり方が望ましいと考えているのでしょうか?
 もしかして、「日本がアメリカの言いなりに、人もカネも差し出し続ければいい」と思っている?
 何しろ、小泉・安倍「対米売国」政権の言動を、擁護する記事を書いてきたような人たちですから(笑)。



> 中畑の嫌がらせは、北朝鮮で、外交(交渉)で何とかして見ろと、とんでもない事を言い始めました。
 ブログの嫌がらせを交渉で黙らせることが出来るか?ですって。お笑いですね。何を言おうと嫌がらせを辞めるつもりが無い人間に、何を言っても無駄です。
 そもそも中畑の嫌がらせを国対国に例えることが間違っているのです。
 
 我々と、あの連中の関係を「国 対 国」に例えること自体が、あまり適切であるとは思えません。
 むしろ、「一般人 対 犯罪者」あるいは「一般人 対 ヤクザ・ゴロツキ」に例えた方が、適切であるように、私には思えるのですが。
 何度も申しましたように「狂信者」や「最初から悪意・敵意でしか接してこない悪質な確信犯」には、まともな話し合いは無効です。
 そんな連中に、我々がとるべき対処は、

(1)スルーする
(2)排除する
(3)然るべきところに通報して、対処してもらう

の3つのうちいずれかでしょう。



>かれらの考えは、その程度ですね。呆れるやら、信じられません。

 今までの言動から察するに、「反日なんちゃら」は、真面目な愛国・憂国系サイトではないようですね。
 ただ、もっともらしい理由をつけて、お仲間と他人をいたぶって喜んでいるだけのサディストの集団です。
 誰かが言いましたが、奈良の「引越しおばさん」と同じようなことをネットでやっている、社会迷惑なただのアホです。
 そうでなければ、ネットでの反小泉・反安倍の言論を封殺するための「工作員」ではないか、と考えています。

 それにしても(最近はまともに読んでいませんが、何ヶ月か前にまで読んだ限りでは)、どうもあの連中が、どのような理念やビジョンを持っているのか、今ひとつわかりにくい。
 「反日」叩きをして、その後にどのようなビジョンがあるのか?
 「安倍・小泉(日本版ネオコン)擁護」以外に、見えてこないのですが……。

 真面目な愛国者・憂国者さんの皆さんの間では、あの連中のことは話題になってないそうです。今では。
 所詮は、その程度の連中なのでしょう。
 なお、連中を「ネットウヨ(右翼)」と呼ぶ人もいますが、私はあまりその呼び名を使いません。
 真面目な右翼(右派・保守派・民族派)の人に失礼ですから。
 むしろ「ネット屑」とか「ネット工作員」とか、「悪質行為者」などと呼んでいます。

 ヤフーさんが、ブログに「コメント承認制機能」と「IP・リモホによる書き込み禁止機能」をつけてくださればいいのですがね。
 あるいは、他のヤフー・ユーザーの皆さんと一緒に、FC2に移られますか?
 そうすれば、あんな連中など簡単に無視・排除できて、楽ですよ(笑)。


 それではまた。
 今後ともよろしく。
2007/08/07(火) 22:52:53 | URL | [ 編集]
いわれひこ
 わたしは平和主義者ですが、自衛隊容認主義です。現実派とでも言いましょうか、現実に国家主権が侵害されたときは、自衛隊の出動を容認する考えです。それは、あくまでも、最後の手段ですが。それ以前に外交で何とかすることが、大前提です。

 ですから、護憲派ではありますが、現行の解釈憲法のままが一番良いと考えている人間です。

 わたしの外交に対する考え方は、反日なんちゃらの人間達には、あまっちょろい考えだと思えるようです。

 中畑の嫌がらせは、北朝鮮で、外交(交渉)で何とかして見ろと、とんでもない事を言い始めました。

 ブログの嫌がらせを交渉で黙らせることが出来るか?ですって。お笑いですね。何を言おうと嫌がらせを辞めるつもりが無い人間に、何を言っても無駄です。

 そもそも中畑の嫌がらせを国対国に例えることが間違っているのです。

 かれらの考えは、その程度ですね。呆れるやら、信じられません。

 ではまた。
2007/08/07(火) 15:06:50 | URL | [ 編集]
komichi@管理人
>大竹さん

 どうも、お久しぶりです。
 率直なご意見をありがとうございます。

 
>といっても、正直いって今回の勝利が継続的なものになるとは、どうも思えませんね

 私もそれを懸念しております。
 不祥事が続いた自民党に対する一時的な反発であるかもしれない。
 「継続的なものになる」とは、必ずしも限らないかもしれない……。
 もっとも、今回の敗北には「あまりにも地方をないがしろにしすぎてきた」ことに対するツケでもあるような気もします。
 それを継続的なものにするには、「格差問題は何故、深刻化してきたのか?」など根本的なところで問題意識を、多くの有権者に持ってもらわなければ、と思います。



>といっても、個人的には民主に大勝して欲しくはなかったのですが。もちろん、政権奪取はしてもらわなければいけなかったのですが、

 私も、民主党に関しては、「まだいろいろと問題があるだろうなあ……」と考えております。
 少なくとも、現在のままでは全面的に信頼してもいい集団ではない。
 それでも今回の選挙で、一人区であえて民主党候補に入れました。正直、迷いや躊躇もあったのですが。
 その理由は、過去エントリーである『less worseの選択』の(1)と(2)読んでくだされば、ご理解いただけると思います(それに賛成・同意するかどうかは、また別問題ですが)。

 今後の民主党がどのような言動をし、どのような政策を出していくか?
 「選挙で投票して、そのまま放置、白紙委任」ではなく、今後も民主党の言動をしっかりと見定め、必要なら批判も加え……そして我々有権者への許しがたい裏切り行為をするのならば、徹底して戦うくらいのつもりでいようと思います。
 おそらくそうでもしなければ、日本の民主主義は育たないでしょう。
 残念ながら「less worse」の選択肢しかない現状では。
 戦いはまだまだ終わらないようです。

 ただ、このまま安倍自公政権がダメージを受けないまま続投するよりは、絶対にマシだった。
 とりあえず今は、そう思いたいところです。



>理想をいえば、民主40、共産20、自民30を下回るくらいで、バランス取りのために新風辺りが議席を1つでも取っていれば、と
今回は共産に投じた人間としては思うのですが。…まあ、共産20は天地がひっくり返ってもなさそうですが…。


 本来ならば、民主党以外の少数野党にも、もっと頑張ってほしかった。

 ですが……失礼な言い方を承知・覚悟で言いますと……悪いけど少数野党の中には、多くの有権者にとって「less worse」にすらならなかった政党もあるのではないか。
 おそらくはそれが、今回の選挙で民主党に票が集中した一因ではないか、と私は考えております。

 特に、本文エントリーでも批判した共産党。
 批判の理由は、本文エントリーをご覧ください。
 共産党の「独自路線」が、現実的に有効かどうか? 大竹さんもお分かりのことだろうと思います。
 何故、展望がないのが明らかなのに、従来の方針を変えようとしないのか……? 私にはいまひとつ理解できないのです。
 多くの有権者も、それで共産党を支持できなかったような気がするのですが。

 今回私の場合、展望なき「独自路線」を固持していたことに加え、4月の地方選挙において、一部の共産党支持者(と思われる人たち)による、「『喜八ログ』さんに対する度を越した集中攻撃」が行われたことも、私が共産党にさらに批判的になってしまった理由です。
 「嗚呼、反安倍・反石原を掲げる者同士、そんなことをやっている場合じゃないだろう……」と。

 共産党をはじめとする少数政党の皆さんには、今回の結果を重く受け止め、今後につなげてもらいたいと思います。
 以前にもカミングアウトしたように、私は昔、共産党の熱心な支持者であり、共産党は私にとっては古巣のようなものです。
 そして現在でも、一番自分と考え方などが近い政党が、共産党でもあります。
 でも、今の共産党は、私にとって安心して一票を託すことのできる集団ではなくなってしまった。
 だからこそ、きついことも言いたくなってしまうのです。



>どうしたものか、どうなったらいいのか。最悪のシナリオは、民主党が現状のまま永年与党化することであるのだけは確かなのですが。

 あー。
 もし現在の自民党が、このままどんどん駄目になって、最後に瓦解の道を歩むとしたら……。
 冗談や誇張ではなく、まぢでそうなることもありえますね。

 ただ、だからこそ、今は少数野党である他の政党にも、もっと頑張ってもらいたい。
 そのようにも思うのです。

 自民党にしろ、民主党にしろ、特定の政党が永年与党化してしまうのは、他の政党があまりにも無力すぎることが一因ではないか、と私は考えておりますので。

 また自民党にしろ、民主党にしろ、今の大政党を見ると……。
 どうも、「共通の政治理念を持った人たちの集まり」というよりも、「選挙などの打算のみで集まった利権集団」という側面の方が強いような気がします。
 そこで、「一度、自民党も民主党も瓦解させてしてバラバラにして、“共通の理念を持った者同士の集まり”という、政党本来の形へと戻す。より近づける」というようにした方がいいのではないか、とも思います。

 
 今後もいろいろ混乱や紆余曲折などありそうですが、それを恐れて変化を避けるべきではない、と考えます。



 それでは、長くなりましたので今回はこれにて。
 あまりまとまってなかったかもしれませんが。

 レス等は、マイペースにて。私もマイペースでやってます(笑)。

 厳しい、耳の痛い批判的ご意見でも、考察や反省、エントリー作成の動機付けになるようなコメントは歓迎します。
 今後ともよろしく。
2007/08/02(木) 22:54:25 | URL | [ 編集]
komichi@管理人
>いわれひこさん

 どうも。
 コメントありがとうございました。

 「護憲」よりも、「年金」や「格差問題」など、自分の生活により身近なテーマの方が、今回の選挙では争点に
しやすかったのではないかな、と私は思っております。

 またネットでは、一部で「左右共闘」なども行われたので、左右で意見が割れやすい憲法問題よりも、格差問題など共闘しやすいテーマを選んだ……というのも、あるかもしれません。

 正直なところ私は、「非武装中立論者」ではありません。
 ですが、「少なくとも現政権下の9条改正は危険なものでしかない」とも考えています。日本が「アメリカの下請け部隊」にしかならないのがミエミエですから。

 あと憲法問題といえば、9条ばかりが注目されがちのようですが、基本的人権や両性の平等などの条項も変えたがっている人もいるのではないでしょうか?
 安倍さんの言う「戦後レジームからの脱却」というものは、私には「戦前レジームへの回帰」のように見えます。戦前との違いといえば、「対米従属・売国」という要素が加わっていることでしょうか?

 自民党が負けたとしても、今後の政治からはまだまだ目が離せません。

 
 ところで話は変わりますが……。
 例の「悪質行為者」にして「ウルトラ暇人」さんは、相変わらず笑わせてくれますね。
 同じ内容の投稿を延々と続けているだけではなく、(投稿時間などをちょっとチェックすればわかることですが)どう見てもまともな社会生活を営んでいるようには思えませんね。
 ああいう人物が存在できること自体、ネット社会の不思議であり、病理のひとつであると思います。
 
 今後また、ああいう悪質行為者関連の記事を書くと共に、悪質行為への対処法を研究し、そのアイデアを多くのネットユーザーの皆さんへ提供できればいいと思います。

 今後ともよろしくお願いします。
2007/08/02(木) 22:53:04 | URL | [ 編集]
komichi@管理人
 どうも。
 また、オフの多忙であまりネットにかまっていられなくなっておりました。
 ここからは、真面目にレスします。


>松本哲さん

 どうぞ、どうぞ。
 このような記事でよければ、いいですよ。


 なお、大竹さん、いわれひこさんへのレスは、もうちょっとだけ待ってください。

 とりあえずは、取り急ぎこれだけ。
2007/08/02(木) 20:58:47 | URL | [ 編集]
いわれひこ
 選挙の結果は、予想上に良い結果でした。これで政権交代への第一歩が踏み出せたと思います。

 しかし、護憲政党が議席を伸ばせませんでした。憲法改正が議論にならなかったからことが原因です。

 新政権は、民主党が中心になるのですが、そこに護憲政党も含まれる、平和を目指す政権になって欲しいと考えています。

 これからも、その辺を訴えていこうと思っています。
2007/08/02(木) 08:21:02 | URL | [ 編集]
松本哲
すばらしい内容に転載させてください。
2007/08/02(木) 07:03:33 | URL | [ 編集]
大竹
ちょっとのご無沙汰です。まずは、おめでとうございます(笑)

といっても、正直いって今回の勝利が継続的なものになるとは、どうも思えませんね。
共産・社民が議席を減らしてしまったところから見ても、今回の選挙戦は左派が見直されたのではなく、
小道氏がおっしゃるとおりに「安倍にNO」が出されただけのものでしかないように見えます。
新首相への道筋が開けたはずの小沢さんのその後の動向も、何を考えておいでなものか後手後手で、
とにかく安倍さんを否定して、膿を出した「つもり」になってまた従来路線に戻ってしまう懸念があまりに大きいです。

といっても、個人的には民主に大勝して欲しくはなかったのですが。もちろん、政権奪取はしてもらわなければいけなかったのですが、
僕は、民主は自民以上に左右のバランスが悪く、利権政治に突っ走る体質が濃厚な政党に見えるのです。

話は変わりますが、僕がはじめ民主に見切りをつけたのは例の悪名高い「人権擁護法案」がきっかけでした。
これから与党を取らんとする政党が、まさか第二次大戦中のあれを彷彿させるような統制法を敷こうとするなんて、
いったい何を考えているんだこの人たちは、という恐怖感からでした。(それで自民に投じたら、ほどなく「共謀罪」なる
ただのグレードダウン版のような法律で裏切られてしまいましたが…)
その法案を、よりによってこの大事なときに民主はまた押入れの中から引っ張り出してきました。
実際に成立するかどうかはわかりませんが、いまだにこの恐怖法への色気たっぷりな様子で…これではやはり民主支持はできません。

理想をいえば、民主40、共産20、自民30を下回るくらいで、バランス取りのために新風辺りが議席を1つでも取っていれば、と
今回は共産に投じた人間としては思うのですが。…まあ、共産20は天地がひっくり返ってもなさそうですが…。

とにも、今回の選挙戦後の政治の行方、民主が政権を取るとしたら年金問題など最大の争点となったものには
メスを入れつつも基本的には自民路線を継承する、という形しかビジョンが見えないのです。
しかしそれでは、小道氏の言葉を借りるなら「労組系ダメ左翼」が屯する民主党は、
与野党交代ということを考えから外して政党としてのみ評価するなら、自民以上に政権について欲しくない政党でもあります。
どうしたものか、どうなったらいいのか。最悪のシナリオは、民主党が現状のまま永年与党化することであるのだけは確かなのですが。

P.S.
例のエントリについての返信はまたいずれ…考えがまとまらないのです、小道氏からああいう回答をいただくとは
まったく思いもよらなかったもので…。
2007/08/01(水) 13:06:55 | URL | [ 編集]










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