いわゆる「ネット右翼・左翼」と呼ばれる人たちなど、荒らしやコメントスクラム、誹謗中傷などの悪質行為を行う人たちが、ネットの各所で暴れまわっているようです。
特に最近は、彼らの行為はより悪質さ、執拗さを増しているように思います。
荒らしなどの悪質行為者たちの中でも、特に悪質かつ執拗な相手に対する対処法を、何回かに渡って紹介します。
そのほとんどは、今までに多くの悪質行為者たちの攻撃を受け、排除してきた私自身の今までの体験に基づくものです。ですから、100%完璧とまではいかなくても、かなりの程度はお役に立てるのではないか、と自負しております。
第1回と
第2回とで、ネット上での悪質行為に対する準備が整いました。
今回は、より具体的に悪質行為者への対処法について説明します。
基本原則は、以下のとおり。
(1)相手にしない
(2)削除、及びIP・リモホによる排除 ここでは、以上の原則に基づいた対処法を、以下の4つのステップに分けて、解説します。
*ステップ1:無視
*ステップ2:削除
*ステップ3:排除1(書き込み禁止措置)
*ステップ4:排除2(警察やISPへの通報) 
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悪質化、執拗化する一方のネットウヨ・サヨなどの悪質行為者たち。
そのような連中の攻撃や嫌がらせから、あなたのサイトと精神衛生を守るにはどうすればいいのか?
第1回と
第2回とで、その準備が整いました。
その上で、具体的な排除法を説明します。
*ステップ1:無視 まず
第2回のラストとかぶる部分もありますが、注意しなければならないことを言います。
それは……
「悪質行為者を相手にしてはいけない。少なくともまともに相手にしてはいけない」ということです。 第1回と
第2回とを読まれた方なら、その理由はおわかりでしょう。
最初から、(あなたを潰し、屈服させたり、消耗させたりすることが目的の)悪質な確信犯である相手には、何を言っても無駄なのです。
論破したり、議論で打ち負かそう、などというのもやめた方がいいでしょう。「ああ言えばこういう」の言葉通り、たとえ論理が明らかになっても、屁理屈や揚げ足取り、論理のすり替えなど、あらゆる手を使って(「議論」や「質問」などと称した)攻撃・嫌がらせをしてきますから
(注1)。また、複数の悪質行為者が代わる代わる攻撃・嫌がらせを仕掛けてくることもあります。
そのような連中をまともに相手にしても、疲れるだけです。
悪質行為者たちのサイトに押しかけていって、そこでコメントをするなどということは、さらに危険です。絶対にやめましょう。 たいていは逆にボコボコにされるだけですが、それだけならまだいいでしょう。
もっと怖いのは、それによって、悪質行為者たちに自分のIP・リモホなどがわかってしまうことです。もしも相手側に、クラッキングなどのサイバー攻撃の技術をもった者がいたら、あなたのサイトやパソコンがその被害に遭うことになるかもしれません。
くどいようですが、何度も言います。
悪質行為者をまともに相手にしてはいけません! では、どうすればいいのか?
彼らへの対処法の基本は、「無視」と「排除」です。 まず「無視」についてですが、よく言われるように「荒らしなどの悪質行為に対する対処法の基本」です。
しかしながら、これが意外と難しかったりするのです。
何故なら、
第2回でも触れたように、悪質行為者たちは、言葉巧みに煽りや挑発、脅しなどを繰り返しながら、あなたを揺さぶりってくるからです。そうやって、あなたを無視しにくい心理状態に追いやります。そういった揺さぶりに慣れないうちは、なかなか大変かもしれません。
でも彼らの言いたいこと、目的は要するに「無視するな」「削除・排除するな」ということです。
あなたがそんな連中の言うことを聞いてやる必要などありません。
「ここは私のサイトだ! 気に入らなかったらアクセスするな! 文句があったら、他で言え!」。というくらいの開き直り(笑)で臨んでもいいでしょう。
言論の自由を履き違えた連中にまで、誠実に対応してやる義務などありません。あなたがネット社会全体を言論統制するのなら問題ですが、自サイトでコメントやTBを自由に管理したくらいでは「言論封殺」になりません。それが許される他の場所で言えばいいし、そんなに言いたいことがあるのなら、自分でサイトを作ればいいのです。無料でブログを開設できるサービスなど、今ならちょっと探せばすぐに見つかります。
ただし、明らかに自由の意味を履き違えた言論や表現は、どこへ行っても認められないでしょうし、サーバーや公的機関などに通報されれば、それで終わりでしょう。その場合は「自業自得」としか言いようがありませんが
(注2)。
*ステップ2:削除 ステップ2に進みます。
「無視(スルー)」は対処法の基本です。
しかしながら、中には「無視」しただけでは不十分な場合もあります。 天然の……ただのいたずら程度の荒らしなら、無視していればそのうちいなくなるかもしれません。
ですか中には、「無視」を続けてもなお粘着し、悪質行為を続けてくる物もいます。そのような場合は、「無視」だけでは効果がありません。 異常な執念をもって粘着行為を続ける者。あるいは何らかの目的をもって悪質行為を続ける者などもいます。
特に、政治や宗教などの話題を扱っているサイトの場合には、そういった粘着行為を受ける頻度や確率も増してきます。何故なら、そうした場合の粘着・悪質行為者には、強い目的意識(←それが自分の立場や思想信条に基づく行為であり、あるいはそれが“仕事”なのですから)を持ってやっている者が多いからです。
そういった場合、ただ無視したままで、早く追い出して削除しないと、大変なことになります。
被害は管理人であるあなただけの問題ではありません。 そのままにしておけば、サイトの雰囲気は次第に悪くなってきます。そうしたサイトには、同じような悪質な連中が次第によってきて、サイトの雰囲気はますます荒れてきます。管理人にだけにではなく、他の読者さんや無関係の第3者を中傷する者まで出てきます。
逆に、まともな読者さんからは次第に見放されていきます。ヤクザやチンピラのたまり場になっているような場所に、一般人が寄り付かないのと同じです。
また他人への中傷を放置し続けることにより、あなた自身の信用も失われていきます。一言の注意もせず、長いこと放置したままにしておくのは、あなた自身もその中傷行為を容認し、もっと言えば加担しているも同然なのですから。考えてもみてください。中傷された人は、中傷者だけではなく、あなたに対しても良い感情は持たないでしょう。それを見ていた第3者も、あなたとあなたのサイトに対しては、良い印象を持たないでしょう。
最後には、まともな読者や支持者からも見放された上に、悪質行為者の巣窟と成り果てた無残な「サイトの残骸」が残るだけです。
こうしてサイト閉鎖に追い込まれたり、屈辱的にも節を曲げることを余儀なくされた例もあります。
以下に、そういった悪質行為者の排除をしなかったがために無残な結末を迎えることになったサイトの例を紹介します。
そのサイト自体は、去年の10月頃に既に閉鎖されていますが、その時のURLと本文はコピーしてとってありました。
サイト名: 青空を待ちながら…
http://blog.goo.ne.jp/kuroi-mazin
記事名:重大発表
http://blog.goo.ne.jp/kuroi-mazin/e/e4e659277c93f847d316de446550bf21
以下、引用します(
赤字部分は筆者による色分けですが、文章自体は原文のままです)。
突然ですが、kuroi-mazinのブログ『青空を待ちながら…』は、閉鎖いたします。
データ保存が済み次第、このページは消滅します。
いろいろと考えた末の結論です。
そもそも、ここは軽いノリで始めたブログでした。
しかし、教育現場や社会がどんどん変な方向へ向かっていることにガマンできなくなって、政治や思想を扱うことが多くなりました。
そうすれば、いろいろな方がいますから、当然、いろいろな反応があります。
それに対して、「すべての発言は削除しない!」という甘い考えを持っていたことが、そもそもの間違いでした。
また、すぐにその考えが甘かったことに気付き、コメントを事前承認制にしたり、また元に戻したりと…揺れていた時期もありました。
それで、「正体を明かさない人との交流は一切しない!」というルールを設定したのです。
そのわたしの迂闊さや甘さが、多くの友人たちに迷惑をかけ、傷つけていたようです。
これ以上、彼ら・彼女らを傷つけたくない。
ブログ閉鎖は、わたしなりのケジメです。
これについては・賛否両論、いろいろとご意見もおありでしょう。
しかし、わたしなりに真摯に考えて出した結論です。
どうぞお許しください。
例に挙げられた方には失礼だとは思います。
しかし、「自サイトでの悪質行為を排除しなかったらどういう結果になるか」をよく示している例です。
以上、
「悪質な書き込みは、無視・放置だけでなく、削除・排除しなければならない」という理由がおわかりいただけたでしょうか?
*ステップ3:排除1(書き込み禁止措置) 次のステップに行きます。
削除をしても、それでも攻撃や嫌がらせの書き込み・TBをやめない、ストーカーの如き悪質行為者も中にはいます。 コメント・TB承認制ならば、あなたが絶対に承認しなければいいでしょう。何回やっても、こちらが何の影響も受けない、自分のコメント・TBが反映されない、となればそれだけでたいていの悪質行為者は諦めます。
しかしそれでも、たまにですが、延々と管理人への攻撃・嫌がらせを続ける者もいます。
慣れたら軽く受け流し、悪質コメント・TBを握りつぶす(未承認のまま放っておく、あるいはそのまま削除する、など)こともいいでしょう。
しかしあまりの執拗さに、「うざくてたまらない」とか「精神衛生上よくない」という場合もあるでしょう。
そういう時こそ、「IP・リモホによるアクセス禁止・書込み禁止措置」の出番です。 それにはまず、
第1回で話した条件……「コメント投稿者のIP・リモホがわかること」「TB元のホストがわかること」が必要です。
IP・リモホとは、ネットユーザー各人が持つ身分証IDのようなものであり、ネット社会におけるパソコンの住所のようなものです。
IP・リモホによって、各ネットユーザーが識別されることも多く、たいていの書き込み・アクセス禁止措置もそれによって行われます。
悪質な書き込みを行う者のIP・リモホを、「書込み禁止IP・リモホ」のリストに加えるのです。
しかしそれでも……今度はIP・リモホを変えて、さらに書き込んでくる者もいます。 以下、過去に弊サイトに現れた者たちのうち、そういったケースの例をあげてみます。
・ケース1: ntfksm059156.fksm.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
↓
ntfksm061109.fksm.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
↓
ntfksm061187.fksm.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
ケース2:z102.219-103-252.ppp.wakwak.ne.jp
↓
z96.58-98-156.ppp.wakwak.ne.jp
↓
z190.61-125-35.ppp.wakwak.ne.jp
このように
IP・リモホのうち、最初の「.」前にある数値の入る部分を自在に変化させて、IP・リモホによる書込み禁止措置を無効化してくるのです。 そうした場合は、
サーバーごと……つまり、IP・リモホのうち、最初の「.」前にある数値の入る部分以外の箇所ごと、書込み禁止措置にせざるを得ません。 例に挙げたケース1の場合なら「fksm.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp」ごと、「書き込み禁止IP・リモホ」のリストに加えるのです。ケース2の場合なら、「ppp.wakwak.ne.jp」です。
これでようやく、粘着する悪質行為者を排除することができます。
それでもなお、中には複数のプロバイダーを使ったり、プロクシを使ったりしてまで粘着してくる者もありますが、そうした場合も落ち着いて、同じ要領で排除してやりましょう。 ちなみに、ケース2の悪質行為者ですが、「ppp.wakwak.ne.jp」ごと書込み禁止にしたら、今度はドコモ携帯からプロクシを刺して粘着してきました。それでも追い出してやったら、さすがにもう二度と来なくなりました(苦笑)。
ただしこの方法には、ひとつ問題があります。
この措置によって、たまたまサーバーが同じだった他の読者さんも排除してしまうことになりかねない点です。
どちらをとるかは難しいところですが、各管理人の判断によるでしょう。
*ステップ4:排除2(警察やISPへの通報) 一般人にとっては、警察や裁判所などの公的機関に通報するのは敷居が高いかもしれません。
しかし、悪質行為者の言動があまりにも悪質で執拗な場合や、法規に抵触する可能性が考えられて、なおかつ相手のIP・リモホがわかっている場合には、「相手の接続ISP(プロバイダー)と警察などの公的機関に通報する」という方法も選択肢に入れてもいいかもしれません。 以下、その方法を説明します。
まず相手の言動が、明らかに法に触れる場合や、法に触れる可能性がある場合には、以下の警察窓口にまで連絡・通報をしましょう。
http://www.cybersafety.go.jp/ 具体的にどんな行為や言動が違法になるのか?
あるいは、その可能性があるのか?
それは、上記の警察の相談サイトや、以下のページなどを参考にしていただければいいと思います。
法的対処
http://resistance333.web.fc2.com/newpage14.htm#law 相手のIP・リモホがわかっているなら、それを以下のサイトで調べてみてください。
IPドメインSEARCH
http://www.mse.co.jp/ip_domain/ これで、相手の接続ISP(プロバイダー)がわかります。
そして攻撃者の書き込みのコピーと、書き込み日時、IP・リモホと、上記の調査結果等をまとめて、相手のプロバイダーに抗議を送ります。
警察にも通報をしている場合は、その旨も明記しておきましょう。
もっとも、あなたの訴えが取り上げられる可能性は、現実にはあまり高くないかもしれません。
しかし中には、悪質行為者の処罰へつながる可能性もありますので、ダメもとで試してみるのもいいかもしれません。
例えば、プロバイダーからの警告や、アカウント剥奪など。
あるいは警察のお世話になるかもしれません。そうやって逮捕された悪質行為者も実際にいるそうです。
ネットカフェからの嫌がらせならば、会員資格の剥奪などの罰則につながるでしょうか? 最近では、(ネットカフェからのクラッキングなどサイバー犯罪が増えたためでしょうか?)非会員制のネットカフェも少なくなりました。非会員には身元を確認するようなところ、あるいは非会員にはインターネットの使用を認めないところなども出てきています。
つまり、
完全な匿名が保障された状態で、犯罪や悪質行為ができる余地はどんどん少なくなってきているのです。 「いくら削除しても、排除(書込み禁止)しても無駄だ」などと言う悪質行為者もいるかもしれませんが、かまうことはありません。
以上の(1)~(4)のステップに従って、ガンガンと削除・排除してやりましょう。
今回も長くなりましたので、この辺で終わります。
次回は、今回も少し説明した
「IP・リモホ」についての説明、及び「ネットにおける個人情報とは何か?」について「補足説明編」という形で論じたいと思います。 これはつまり、
「ネットでは、個人情報やIP・リモホなどの情報を、どう取り扱われるのか? どこまでやったらヤバいか?」という問題でもあります。
(注1): こうした例のひとつとして、以下の記事に出てくる悪質行為者もあげられます。
悪質行為者に晒しものの刑(笑)
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-46.html そいつは、私に悪質荒らしの濡れ衣を着せて罵倒を浴びせながら、こちらの質問(「何故、私を荒らしの犯人だと考えたのか?」など)には答えず、ただひたすら決めつけと罵倒とを繰り返し続けていました。
話しても無駄という悪質行為者の例です。
(注2): そういう「自業自得」とも言うべき例のひとつが、以下の過去エントリーで紹介する悪質サイトのケース。
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-41.html サイト開設から一年も経ってなかったのに、ブログISP管理者から「サイト凍結」などという厳しいを処分を受けたとは、よほどのことでしょう。
こういう言論の自由を履き違えたような輩ほど、自分の嫌がらせを排除された時に「言論封殺・弾圧だ」と文句を垂れるのです。それこそまるで、自分たちが批判してきた「できの悪い左翼」みたいで、こちらとしては苦笑と失笑しか出てきません。
性懲りもなく、新たにサイトを作って、同じようなことを繰り返しているようですが。
いつか警察や裁判所のお世話になるのではないか、と思っています。
今回の参考記事
荒らし・炎上・コメントスクラムへの大原則
(『荒らし・炎上・コメントスクラムを排除しよう』2006年09月17日記事)
http://mganeahkzxeagnaeawha.seesaa.net/article/23914559.html

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