どこまでもナメられる日本の有権者
国会の会期が12日間延長されて、参議院選挙の投票日が一週間ほどのびたという。
その理由について、いろいろと言われているようだが、有力な説として囁かれているのが、次の説である。
いわゆる“消えた年金問題”や松岡農水相の自殺などで支持率が低下する一方の安倍政権が、有権者の怒りや批判がおさまるのを待つためだ、という。
「本当かよ!?」……と、私は思った。
もしそのとおりならば、安倍自公政権は日本の有権者を相当ナメていることになる。
わずか一週間程度で、年金など重大な問題を忘れて、再び自民・公明を支持すると思われているのだから。
「夏休みならば、選挙よりも遊びに行くだろう」と思われているのだから。
国会の会期延長以外にも、有権者をナメているとしか思えないような安倍自公政権の言動が見られる。
ここまでナメられても、それでもまだ有権者は、自民・公明に投票しようというのだろうか?
それでもまだ、棄権という形の「白紙委任状」を与え続けるのだろうか?



『君主論』の中でニコロ・マキアヴェッリは、以下に言っている(注1)。
以下、引用。
それにしても、君主たる者、たとえ愛される君主像は捨てざるをえないとしても、恨みや憎悪だけは避けねばならない。それでいて、怖れられるよう努めねばならない。
怖れられることと憎しみをかわないこととは、立派に両立しうることである。要するに、家臣のもちものに手を出すような無法は、しなければよいからだ。
人は、自分のもちものが奪われたときよりも、父親が死んだことのほうを、早く忘れるものである。
現代から見れば、以上のマキアヴェッリの発言は、場合によっては臣下蔑視・大衆蔑視とも受け取られかねないような問題発言と言えなくもない。
だが、「他人の持ち物に手を出すことは、恨みを買うことであるから、やってはいけない」という戒めを、君主(支配者、指導者)となる人物に与えている。
だがもしも。
自分の大事な持ち物を奪われてもわずか一ヶ月ちょっとで恨みを忘れるお人好しの民衆がいるとしたら。何をやっても民衆に支持され続ける君主(指導者)がいたとしたら。マキアヴェッリは何と言うだろうか?
もしマキアヴェッリがまだ生きていて、現在の安倍自公政権と日本の有権者を見たら、驚き、呆れるかもしれない。
何のことを言っているのかって?
先日、国会の会期が延長され、参議院選挙の投票日が、当初の7月22日から29日に延長される見通しになった件について言っているのだ。 表向きの理由は「重要法案を審議し、成立させるため」だそうだ。
しかしながら、参議院選挙前の国会延長などという異例の選択をしてまでも通さなければならないほど、緊急性のある法案が審議されているとは、私には思えないのだが。
そうしてまで通された法案の中には、イラク特措法の二年間延長のような全く必要性のないものもある。会期延長で成立させられようとしている法案の中には、社会保険庁解体法案のような「社会保険庁への国民の批判を逆手にとって、問題の幕引きと責任逃れを図り、その上国民資産の資本(特にアメリカ資本)への売却を図る」というとんでもないものもある。
全く酷い話だが……。
実は、こうして「国民の批判を逆手に取った悪法を強引に成立させる」という目的の他に、今回の国会会期延長については、以下の理由があるとネットの各所で囁かれている。
それは……。
(1)年金問題への有権者の批判がおさまったり、ゆるくなるのを待つため。
(2)7月末ならば、夏休み期間で選挙よりも行楽へ行く有権者が増えることを見越して。
(つまり、抵当票率→組織票のある自民・公明が有利に)
つまりそれは……。
もし、そのとおりだとしたら……。
日本の有権者も、とことんナメられたものだ。
一ヶ月やそこらで、年金問題などに対する怒りを忘れて、再び自分たちを支持してくれるだろう、などと思っているのだから。
自分の生活や将来にも関わる重大な問題よりも、目先のレジャーを優先させるだろう、と見られているのだから。
この他にも、安倍自公政権が有権者大衆を完全に愚弄しているとしか思えないような事例が、最近いくつも見られる。
以下、そのうち一部だが、具体例をあげていこう。
*安倍首相、「年金問題を一年で処理する」と“約束”
一刻も早い年金問題の解決が望まれるのは、確かにそのとおりなのだが。
しかし、確かな根拠もないのに、いい加減な空約束をしてはいけない。
ましてや、内閣総理大臣という責任ある立場にある人がするべきではない。
専門知識等がなくても、ちょっと想像力をはたらかせて考えるだけで、安倍首相の発言がほとんどアテにならない、その場の思いつきで言ったものであろうことは、すぐに見当がつく。
まず、問題の年金記録はおよそ5059万件あるという。
一年を365日として……いや、来年は閏年だから366日か。
その前提の下、5059万件を366で割って計算してみる。
すると……現実に安倍首相の言ったことを実行するのなら、一日あたり約13万8000件の案件を処理していかなければならないことになる。
しかもこれは、単純計算であるから、社会保険庁スタッフの皆さんがこれから1年366日ずっと休み無しで働き続けるという仮定の上でのことだ。それでもこの数値なのだ。
現実にそれが可能だろうか?
平日でもほとんど各地の社会保険事務所は、問い合わせに訪れる人たちで混雑して、長時間待たされる人も多いという。また、緊急に設けられたという「年金あんしんダイヤル」も、あまりにも多くの問い合わせが殺到しているために、なかなかつながらないという。
このような現状を見れば、本当に「一日あたり13万8000件を処理」などということが可能かどうか。
答えは、子供にだってわかりそうなことだ。
ここは素直に「解決には時間がかかる」ことを認めざるを得ないと思うのだが。
それでも、参議院選挙を控えているから、とても言えないというのか?
まさか、「選挙が終われば民営化して、あとは責任ウヤムヤにして逃げ切る」などと考えているんじゃないだろうな。いや、今の自公政権ならばありうるか。
いずれにせよ、とことん有権者をナメた話だ。
*年金問題の責任を、元厚相だった民主党の管直人氏に転嫁
“消えた年金”問題の責任を、かつて厚相だった民主党の管直人氏になすりつけようとした人もいたようだが、これもおかしな話だ。
これも専門知識などはなくても、ちょっと記憶力と想像力を働かせて考えれば、突っ込みどころは出てくる。
まず、管氏が厚相だった時期は自民党政権だったのだろうが。管氏の責任を問うというのならば、当時政権にあった自民党の責任は問わなくてもいいのか?
突っ込みその2。
管氏のあとの厚相たちは、どうしてこんな重大な問題があったにも関わらず何故、今まで放置してきたのか? 何故、今まで対策を立てなかったのか?
それと、管氏が厚相だったあとの時期には、あの小泉純一郎・前首相が厚相だった時期もあったのではなかったか?
管氏に責任があるというのなら、そういった人たちの責任はどうなるのか?

また、「年金問題の責任を、社会保険庁の職員や労組などに被せる」ことや、「国民の批判を逆手にとって、社会保険庁を民営化しようとする」案の罠と危険性については、以下の記事が詳しく、わかりやすく解説しているので、参考までに。
年金問題で浮かれていていいのだろうか??
(『反戦な家づくり』2007年6月18日記事)
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-384.html
まだまだ、「いかに安倍自公政権が有権者をナメきっているか」を表す事例と、その突っ込みどころを紹介することができるのだが、きりの良いところで切らないとまた長くなってしまう上に、今回はあまり時間がないので、これくらいにしておこう。
とりあえず、「いかに安倍自公政権が有権者をナメきっているか」をわかりやすく説明するために、誰にでもすぐわかるような例をとりあげてみた。
最後に、今回の安倍政権による国会会期延長によって、数十億円かそれ以上の税金がかかるという見通しが出ている、という予想が出ていることも、紹介しておく。
私に言わせれば、大多数の国民にとって利益のない悪法や、責任転嫁のための費用──はっきり言えば、「税金の無駄遣い」であるが。
6月22付け(21日発行)日刊ゲンダイの2面で紹介された、政治アナリストの伊藤惇夫氏のコメントを以下に紹介する(赤字部分は筆者による)。
「国会の会期が延長されるだけでも、とんでもない税金の浪費になります。政治家が移動する際に使う黒塗りのハイヤーの運転手は公務員です。国会開催中は『国会特別手当』が支給される。衛視にも手当が出ます。施設の光熱費や水道代、国会職員への残業代もかなりの金額に上るでしょう。投票日の延期で自治体職員への手当なども別途必要になります。今度の延長で費やされる税金は、数十億円かそれ以上になるはずです」
もう一度、有権者ひとりひとりに、私は問いたい。
ここまでナメられても、それでも、自民・公明に投票するのですか?
それでもまだ、棄権という形の「白紙委任状」を与え続けるのですか?


(注1):
『マキアヴェッリ語録』(塩野七生、新潮文庫)より。
コメント
「籍」の問題
昨日のブログでは,わざと社民党と民主党と共産党とを等値に並べてみました.
私個人は現在の共産党には幾らか絶望しています.知り合いの党員の方から,テナントビル建てるための資金を党員から搾取しておいて,何の見返りもない.ただ情宣だけだと.政党と党員の関係ってそういうもんだよとなぐさめたのですけど,何となくしっくり来ない.結局,民主党にしても共産党にしても不動産という「財産」がなくては活動ができないのが,この資本主義社会での哀しさなんですね.ただ,社会主義という理想論をもう一度,という点で一致してますから,無節操にバナーを並べているだけなんです.その辺を誤解して,あいつは何が言いたいのか分からんなどと,現実の政治に向き合ったことがないガキどもが騒いでも,私は何とも返す言葉がありません.
私個人も留学後,そして現在も組合で活動しながら,小さいながらも「政治」に立ち向かう勇気をもらっているような気がしてならないのです.
んで,本題ですけど……
>「なぜ彼らは日本の政治にかかわりたいなら日本国籍を取得しないのか?」とかいう問いかけをなされたとき、
実はね,この問題にはもっと深い理由があるのです.私はある事情で戸籍謄本を書き換えたことがあります.その時の吏員の反応たるや「男性が何故?」でした.女性が書き換える事例は結婚・離婚などで多く見られるものの,男性が戸籍謄本を書き換えるという例はその自治体ではほとんどなかったからです.
つまり,根っこには「籍」という問題があるのです.これについてはオーストラリア在住の杉本良夫さんという社会学者が見事に論破されていますので,彼の本を検索されて読まれると良いんじゃないかなと思います.
>そしてまた、消費税問題や年金問題、派遣労働者の問題などと比べてそこまで緊急性があるとも実際の生活レベルでは感じられないでしょうし、後回しにしても構わないはずなのにそうしない、という点で民主党は決定的な不信を買っている、と思えるのです。
それはあなたが「男性」だからですよ.「女性」特にDVを受けている主婦から見れば,実際の生活レベルで「籍」の問題がどうしても絡んできます.名古屋で元暴力団員が家族に銃器を向けたのも,発端は離婚つまり妻から言い出した「籍」の離脱からでした.北陸本線で起きた特急サンダーバード内での強姦事件も,やはり発端は妻へのDVで,妻で満足できなくなった犯人が次から次へと若い女性を襲ったのが原因です.そこで勇気ある男性が犯人を押えつけていれば(ズボンが半分降りてるから倒れたら起きられない),見事に逮捕された事例です.つまり,身近な問題……フェミニズムの段階で既に緊急性が起こっていることに想像力を働かせて欲しいのです.
ちなみに,琉球王国やアイヌ民族や私たち帰化人(祖先は百済らしいです)に日本政府が与えた唯一の免罪符が「籍」だったのです.そして天皇=宮中が直接「籍」を与えたのが,実は被差別部落の人たちだったのです.天皇と特殊な仕事をする部落民が直接繋がる事で彼らは生きがいを持っていたことも,部落史の書物などで勉強されると良いかと.
>今日の日本で、はっきりと書いてしまいますが朝鮮系の方々に参政権を与える、というのはまず無理でしょう。
ところが,拉致事件の実態は私のブログに書いてある通り,統一協会と暴力団が実行犯で,安倍や小泉が裏で糸を引っ張ってたということを,肝心の朝日新聞が書かないことに,実は問題の本質があるのです.つまり朝日新聞社は「買収」されてしまったのです.民主党とかどうのいう以前に,それを伝えるマスコミ自体が買収されてしまっては,もうおしまいです.それだけに,税金など直接身に関わることが起きない限り,おかしいぞ,自民党はおかしいぞ,と思わない愚民となってしまっているのです.
>kaetzchen氏にも小道氏にもお尋ねしますが、↑のような理由で「だから民主党は信頼できない、怖い」という一般人を説得できる自信はおありですか?
はい,早速,両親を説得してきましたよ(笑) 自分の親を説得できなければ,他人を説得できるわけがないでしょ.(^o^)
とにかく,大竹さんは気が早すぎる.自民党独裁政治の裏にはファシスト創価学会がいます.何て言ったって,彼らは憲法違反なんですから(笑) そして,政治の流れというのは大河の如く,のんびりしたものです.参院選で勝った負けたで,安倍ちゃんが辞めるとかいう噂は拙速すぎますし,逆に居座る可能性の方が大きいかと思います.つまり,衆議院でどんどん過激な極右法案を成立させて,参議院に積み上げておくという戦術です.幾ら参院選で民主党が圧倒的勝利を得ても,今後の民主党内の左右分裂などで,過激な極右法案が民主党内の裏切り者によって可決される可能性はないとも言えないでしょうし.
そうですそうです。結局、歴史的に、しかも近世で繰り返されてきたことなんですよねこれって。
結論からいえば確かに狭量な話ではあるのですが(個人的には与えていいじゃないかと思いますが)、では現実問題「与えても大丈夫なのか?」とか
「なぜ彼らは日本の政治にかかわりたいなら日本国籍を取得しないのか?」とかいう問いかけをなされたとき、
というか現時点でそれが錦の御旗になっているわけですが、論破する方法はないのですよね。
そしてまた、消費税問題や年金問題、派遣労働者の問題などと比べてそこまで緊急性があるとも実際の生活レベルでは感じられないでしょうし、
後回しにしても構わないはずなのにそうしない、という点で民主党は決定的な不信を買っている、と思えるのです。
>内政で国民を喰わせることに失敗した支配者・指導者たちが古今東西、保身のために使ってきた手法ではないか。
まったくその通りですよね。というか、わがお国からして熊襲→土ぐも→蝦夷→アイヌと東征するに従って
そのたびごとに使ってきた手法でして、本来語るに落ちるのです。
ですけれども、使い古されるほどに使われるということは、それが有効な手段であることの裏打ちでもあります。
そしてその有効性は現状の日本を見ての通り、なわけです。
しかし沖縄やアイヌの人々のときは予想される不安材料などもたかが知れていたからちょっとした運動で通ったことも、
今回ばかりはそう上手くいくとは思えない。15年も前なら達成可能だったかもしれませんが、今日の日本で、
はっきりと書いてしまいますが朝鮮系の方々に参政権を与える、というのはまず無理でしょう。
無理ということを何より民主の中の人たちが誰より知っているはずなのに、それでも押し通そうとするのはいったい何なのか。
これは、陰謀論的な意味で言っているのではないのです。「政権取る気あるのか、やる気あるのか民主党」という憤慨です。
kaetzchen氏にも小道氏にもお尋ねしますが、↑のような理由で「だから民主党は信頼できない、怖い」という
一般人を説得できる自信はおありですか?もし「それはちょっと難しい」と仰るなら、民主党と直接利害関係のあるわけではないお二方でさえ難しいことを、
当の民主党がどれだけ言葉を重ねても、それはもう不可能事としかいえないと思うのです。
それとも、民主党はもう政権交代なんてすっかり諦めて、腰が抜けて、「確かな野党」でも目指す老境に入ってしまったんでしょうか。ちょっと早すぎるような…。
PS
前回のコメントのことでしたら、そこまで力を入れていただかずとも…なんだか申し訳ないです。
とりあえずは、これで
いつもコメントどうも。
現在執筆中のエントリーも、その問題に関することなので。
レスは、エントリーのアップ時にでも。
とりあえず、ここは取り急ぎ。
つーか、会社の管理職の失敗のために、また余計なことに振り回されて、エントリーを書く間がなくなったよ……(滅)。
山口県からの便り
掲げました.
山口県では9条ネットつまり新社会党が中心になって「9条の会」を組織しているようです.中心メンバーは自営業者,特に医師・僧侶・牧師が多いとか.これらインテリの自営業者たちがもう頭に来たと,若い頃の学生運動を思いだして新社会党に結集したというのが実情で,防府市に支部のない民主党がそれに乗っかったということらしいです.これで防府市にも民主党の支部ができて,自民・公明に不満を持つ人が一人でも集まれば,それはそれで良いのではないかな,と個人的に考えています.
民主党内のごたごたはマスコミに任せて,とにかく保守層の強い地方で組織ができないと,何かもがたがたになります.これは私も大都会から僻地へ移ってみて気が付いたことです.おかげで滋賀県は対話の会(新社会党)が圧倒的大差で自民・公明に勝ってます.甲賀市長もたしか対話の会だったかと.
讀賣:「朝鮮人を殺せ!」
てなわけで,劉公嗣さんも komichi さんも,
「外国人に対する不安や、異質な者への憎悪、そして“自分の既得権益がそいつらに脅かされるかもしれない”という大衆の不安心理につけこむ」などというやり口は、内政で国民を喰わせることに失敗した支配者・指導者たちが古今東西、保身のために使ってきた手法ではないか。
という意味では意見が一致しているのではないでしょうか.だから,これ以上細かい議論は不要でしょう.
むしろ,所得税も住民税も上がる,という宣伝を盛んにやっている民主党をとりあえず勝たせる,つまり自民公明独裁政権を潰すことの方が最優先なのではないでしょうか.komichi さんも民主党はどうも……と言われずに,とにかく自民党と公明党という存在を潰しましょう! 民主党と社民党と新社会党(9条ネット)が団結すること,まずはそこが原点だと思います.
「外国人参政権」も重要な問題ですが……。
いつもコメントありがとうございます。
まず、「外国人参政権」それ自体に対する私の立場は、「反対」なんですよ。
何故かと言うと……。
大竹さんの言われるように、(いわゆる「特定アジア」と呼ばれる国など)根強い反日感情を持っている(と思われる)国・地域の出身者に参政権を与えることになる、などというよりもむしろ、別の懸念を私は抱いているのです。
だいぶ前に、確かrさんが予想されたように、これから日本の国民財産や国家資産等を食い尽くしていくであろう外資(特にアメリカ資本)の関係者たちに、さらに強力な政治的権力を与えてしまうことになるのではないか、と懸念するからです。
元は独立した王国だったハワイが、国民の財産を食い荒らされ、さらに外国人参政権を認めさせられてから、アメリカに飲み込まれていったようなものです。
このまま自公の対米売国路線が続けば、そう遠くない将来に起こるかもしれない。あるいはそれに近いことが起こるかもしれない……などとも考えています。
もっとも、「国民」とか「民族」とかの定義や線引きって、歴史的に見て結構あいまいなところが多いですからね。
どこまでを「日本人」「日本国民」と認めるか、などというは、ちょっと難しい問題ですけどね。
それだったら、例えば「旧アイヌの人たちや、琉球の人たちなどは、日本国民として認めるかどうか?」のなどということにもなってしまいます。
それと、大竹さん、kaetzchenさんのコメントを読んでいて、もうひとつ気になったことがあります。
私は、外国人参政権付与に反対の立場であることをことわった上で言わせてもらいますが……。
なんというのかなあ……。
「外国人に対する不安や、異質な者への憎悪、そして“自分の既得権益がそいつらに脅かされるかもしれない”という大衆の不安心理につけこむ」などというやり口は、内政で国民を喰わせることに失敗した支配者・指導者たちが古今東西、保身のために使ってきた手法ではないか。
そういう気がするのですが。
自国民を貧困に追いやってしまった一部アジアの指導者が、反日感情を煽ることによって、大衆の不満をそらさせようとしているのも、それと同じ。
今度の件及び、地方選挙の時期に「民主党は反日」などという書き込みがネットで広げられた件などにも、どうもその種の臭いが感じられてならんのですが……。
こういう言い方をすると、大竹さんには失礼かもしれませんが、私にはどうもそういう臭いが感じられてならない。
だから、「外国人参政権には反対だが、自民党の方はさらにクサいと思う」のです。
また、今週中に仕上げるエントリーでは、この問題を別の面からも取り扱っていきたいと思います。
しかし、もしかたしたら……。
選挙の直前に、また北朝鮮あたりで何か起こって、安倍首相が「戦う政治家」としての姿勢を見せて支持率上げようとする……。そんな動きがあるかもしれませんな……。
一部の人たちが噂するように、「魔のトライアングル」(注:安倍さん→統一協会・文鮮明→北朝鮮の裏の関係)が本当にあるかどうかはわかりませんが。
ところで、この漫画見ましたよ。
http://www.dpj.or.jp/seikatsu_futanzo.html
面白いというか、非常にわかりやすいですね。
「何が問題か?」、「我々の生活にどう影響するか?」が、よくわかります。
結論として出てくる民主党の政策が、実際にどこまで実現可能か、という問題は議論の余地があるかもしれませんが。
しかし今度の選挙で有権者の多くは、国家がどうとか、歴史認識がどうとか、などといった問題よりも、自分の生活により密着した問題を重視するのではないか、と思うのですがどうでしょう?
このマンガも面白いです
レスは記事にして返します
ご意見ありがとうございました。
この前はオフの多忙等でレス返しができずにすみませんでした。
今度はきちんとレスを返します。
ただ、レス文を考えていたら、この前みたいに長文になりそうな上、こちらとしても問題関心のあるテーマです。
そこで、ここで直接レスする代わりに、エントリーにしてアップしたいと思います。
ですので、もうしばらくお待ちください。
今週中には、そのエントリーを仕上げたいと思いますので。
大竹さんへ
いまでも南米からの日系人移民や中国からの労働者,そして下手をすると北朝鮮が崩壊したときに親戚を頼って北朝鮮難民が押し寄せるかも知れない.
そうしたマイノリティの人々に政権を渡してたまるかというのが,大竹さんの言われる「自民党支持層」なのではないでしょうか.だけど,同じことは沖縄県民の「本土復帰」の際にも,アイヌ人の「旧土人保護法」廃止の際にも,被差別部落の人たちに参政権を与える際(日本国憲法成立時)にも,しぶとく言われてきたことですよね.
つまり,自分たちが「日本人」と認める人間以外は全て排斥する,というのが自民党支持者の奥底にあるんです.こういう考え方を持つ人こそ,本来なら銃殺刑に処するべきでしょう.憲法違反だからです.
悪質な奴らは、まともに相手しないことです
ご丁寧にありがとうございました。
「さん」づけすると、ちょっと変になると思って、勝手ながら、その呼び方にさせていただきました。
ああいう悪質な連中は、まともに相手してはいけません。
私のように、わざと挑発するような発言をするのは、本来は「よい子はマネしちゃいけません!」の世界です、はい(笑)。
基本は完全無視・排除するのがいいでしょう。
それにしても、一体いくつのブログをチェックしているのやら……。相変わらず、暇人な奴らです(笑)。
あ、それとも。
「お仕事ご苦労様です。最近は安倍内閣の支持率も落ちて大変ですね。必死ですねw」
と、激励の言葉をかけてあげるのもいいかもしれません(笑)。
なお、ああいった連中が貴サイトに押しかけてきたときは、弊サイトの「荒らし対策考」のカテゴリーに属する記事を参考にしていただくか。
あるいは、以下のサイトを参考にされるとよろしいでしょう。
http://mganeahkzxeagnaeawha.seesaa.net/
http://jyakusya.blog69.fc2.com/
可能ならば、できる範囲で相談も受け付けたいと思いますし、今後もああいった悪質な連中に対抗するためのエントリーを仕上げたいと思います。
このようなサイトでよろしければ、今後ともよろしく。
おそらく、いまの国民の意見は「とにかく民主党には政権だけは取らせたくない」に傾いてるものと思います。
理由は外国人参政権。そりゃ、これだけ隣国との緊張の高まりが報道されるなかで、たとえ地方レベルでも参政権をその緊張関係にある国籍の人に持ってもらうわけにはいかない、
とはみんなが考えることだと思います。それで、民主党だけは有り得ないが、かといって自民も我慢ならない、という人は「白紙委任状」になるんでしょうね。
実際問題、外国人参政権に関する公約を取り下げない限りは、民主党は永遠に野党でしかないと思うのですが…。
民主党は今の自民党を放置しても、またそのほかの改革すべてに優先しても、とにかく外国人参政権を実現したいんでしょうか?
本当に国民生活のことを考えているのか甚だ疑問です。小道氏は民主党の外国人参政権固執に関してどう思われますか?
困った時はまたこちらのブログ拝見させてくださいね 有難うございました、これからも毎日読ませて頂ます。
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お返事ありがとうございます。
内容が多岐に渡りすぎ、かつ深いので不勉強な僕にはコメント返しがむずかしい(笑
>共産党
そうですね、助成金は受け取らない、とか外見にきれいなことを言っておきながら、党に集まった政治資金の分配は年功序列だったり…
いろいろいやーな話は漏れ聞きます。そんなんだったら、自民や民主のが建前上はまともにやっとるぞ(笑 というような…。
ですけれども、やっぱり公約見ても活動姿勢をみても、一番バランス感覚と矜持があるのは共産党で、共感できるのも共産党なんですよねえ…。
何より、民主や自民のような「日本式政党」的濁りがないのがいい。左派なら左派、革新なら革新で徹底してもらいたい。
そりゃ左右両極中道と併せれば票も人も集まるでしょうが、肝心の政策決定の場面で内部にもつれが起こるのでは意味がない。
小道氏の新しいエントリに合わせるようですが、僕の「より小さな悪」の選択相手は共産党です。先日といっていることが食い違うようですが…。
>籍
これについては、まったく恥ずかしながらお話についていけません、完全にこちらの不勉強です。申し訳ありません。
ただ、僕がこのことに関して思っていたような、単なる国籍問題以上の問題が横たわる、とkaetzchen氏はお考えなのですね。ふむ。
>拉致事件
え…いえ、初耳すぎますが…kaetzchen氏のブログというのがちょっと見当たらないのですが、あとで見てみます。
しかし、そんな大事件ならマスコミは取り上げなくてもネットで話題にならないわけがないと思うんですが…。
>過激な極右法案
そうですね、社会保険庁のことでいえばそう思います。教科書問題も。ただ、憲法九条に関してだけは僕は限定的反対の立場です。
僕は、九条自体はどちらでも構わないと思っています。要するに国民がしっかり手綱を握っていればよい話なのですから。(といってもその日本人が気まぐれな国民という話もありますが…)
しかし、それはあくまで文民統制が利くという条件下での話であって、現状の防衛省出身者が大臣に就けてしまう、というシステムでは絶対反対ということで。
というか僕は、まあいつかも述べましたが一応ネットウヨクなものでして、左派だからといって信用できる、とも思っていませんし、
まあ右派はさらに信用できないのですが、中にまともな人がいると思っています。
というか、僕にとっての右翼というのは神風連とか故・野村秋介氏、赤尾敏氏のことであって、体制派とはとてもいえたものでない人たちなのです。
左に当然理想があるように、決して相容れないことですが、右にも理想がある。その衝突点に現在の僕らの安穏とした暮らしが築かれていると思います。
しかし右翼がそうであるように、左翼にも一定数のただ権力やカネがほしいだけの人間は必ず混じって、というか大多数を占めるものだと思っています。
それで、実のところ個人的には、左派勢力が強すぎる民主党が政権を握ると、自民党とは別方面のしかもより強固な利権体制を構築するだけじゃないか、と危惧しているのです。
ですが、それにしても現在の自民党に政権を任せてはおけないし、一度利権構造を断ち切っておく必要を感じるので、首相の任期せめて二期分ほど民主に政権の座に立ってほしいと。
>小道氏
>アメリカによる支配の危惧
僕は、右派寄りではあれ保守ではないつもりなのですが、それでも日米同盟には賛成派です。
確かに現在アメリカは、あれほどの規模の国とは思えないほど、世界でも有数の格差社会ということは重々承知なのですが、
彼らにはそれを是正してゆく力があると思いますし、ぶっちゃければ日本がアメリカの新しい州になるのもそれはそれでアリじゃないかと思っています。
そうなれば人口の点からいっても旧日本人はアメリカの中で大きな発言力を持つことができるでしょうし、
現在のように左右両極ともとりあえず非戦の立場では一致するという、世界でも珍しい平和思想を持つ日本が、
アメリカからの関係を切られたくないばかりに反戦もろくろくいえない、というような不条理な状況を内から変えてゆけると思えるのです。
現在、世界的にもっとも平等かつ公正の意識を持つ人々はヨーロッパ人だとは思うのですが、その彼らでさえ
ヨーロッパの人民生活保持のため、EUのような機構を作ってスクラムを組む今日、まだ国家間のバランスオブパワーによる不安定な平和秩序、
という形が崩れることは遥か未来の話になるでしょう。そう考えたとき、ではどの国が覇権を持つのが一番「酷くないか」という
後ろ向きな選択をする場合、候補になってくるのは露米中三カ国といったところでしょうが、この中で米だけが唯一、自浄能力の見込める国と思うのです。
中国は自国にさえ情報統制を敷き、自国民を弾圧しているようでは論外ですし、露にしてもKGB出身の極右思想家が首脳を務めて再軍拡に乗り気な有様では…。
つまり消去法に過ぎないのですが、それでもこれまで地球上に現れた覇権国家のうち、アメリカはもっとも「最悪ではない」国だと感じるのです。
それならば、日本が彼らの従属化に入って、その覇権を助けることも、あるいは世界平和という大きな観点からみれば随分マシな選択肢ではないでしょうか。
ということをいうと、右派の人に「国体の護持をなんだと思っているか」と叱られそうですが。
そんなことを後生に思っている国民なんて、今の日本にはほとんど絶無じゃないかな。