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嗚呼、負け犬の遠吠え日記
ある時は、しがない安月給サラリーマン。ある時は、怪しい政経オタク。そんなkomichi(子路)の言いたい放題を綴ったブログです。荒らしなど、ネットの悪質行為の問題にも取り組んでいます。

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続・『灰色のベンチから』と宮崎あおいの電撃結婚に関して
 最近、ネットの言論とその希望について考えさせられる事件が2つあった。
 
 ひとつは、『灰色のベンチから』というブログの管理人に対して、某悪質出版社の社員からの脅迫メールが送られた事件である。
 もうひとつは、有名な若手女優の宮崎あおいさんが俳優の高岡蒼甫氏と電撃結婚された件である。

 一見、無関係に思えるこの2つの件であるが、実は共通項がある。
 どちらの件も、背後にはネット言論とその問題点、そして可能性と希望の問題が関わっているのだ。

 前回は、『灰色のベンチから』管理人へ氏の脅迫メール事件について述べた。
 今回は、宮崎あおいさんと高岡蒼甫氏との電撃結婚に絡む、「ネットの言論」という問題にも関わるある事件の経緯とその意味などにつて論じる。
 
 昨年、宮崎・高岡のお二人の破局が報じられたことがあった。
 その破局の原因(あるいはきっかけのひとつ)となったと言われている事件が、ネット上であったのだ。
 高岡氏がネット上で、「韓国を擁護し、現在の日本を批判する」かのような発言をしたことに、「ネット右翼」と呼ばれる人たち(注1)が反応。高岡氏のブログを荒らすだけでなく、所属事務所や交際相手だった宮崎さんに対しても、凄まじい嫌がらせを、彼らは行った。
 高岡氏は「謝罪」を強要され、巻き込まれた宮崎さんとの交際も、破局に追い込まれてしまったという……。

 今回、お二人はそれを乗り越えて結婚にまでたどり着くことができたようだ。
 この機会に、あの事件の経緯と意味を振り返ってみたい。
 
 そしてお二人は、ささやかながら祝福を送りたい。

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2ちゃんねる から子供たちを守ろう!

宮崎あおい 4歳年上俳優と電撃入籍 2007年6月16日(土)


 先日電撃結婚ををして話題になった、若手俳優カップルの高岡・宮崎のお二人であるが、昨年破局との噂が流れたことを覚えておられる人は少なくないかもしれない。
 だが……あの破局騒動の裏には、「ネット言論」という問題にも深く関わる事件があったのだ。その事件が若い俳優カップルをピンチに追い込んでいたのだ。

 まずは一連の事件の経緯を、順を追って説明する。
 きっかけは、高岡氏が以下の場所で行った発言であったらしい。


高岡蒼佑「チョン・ジヒョンの瞳にゾッコン」
http://www.chosunonline.com/article/20060312000040


 以下、その一部を引用する(赤字部分は筆者による)。

 高岡蒼佑は学生時代、仲のよかった韓国人の友達がキムチの臭いのために変な目で見られ、堂々と韓服(ハンボク/韓国の伝統衣装)を着ることができないことにいつも胸を痛めていたとし、高岡自身は韓国料理やキムチ、マッコリが大好きだと強調した。


 また、一昨年に韓国を初めて訪れた際入った食堂で唐辛子の味に開眼(?)し、食べ過ぎてお腹を壊しとても苦労したというエピソードも聞かせてくれた。


 特に、高岡蒼佑は、最近日本の教科書問題や独島問題など韓日両国の微妙な問題についても若者らしく堂々と意見を述べた。


 高岡は「個人的には日本という国はあまり好きではない。韓国に対し、日本は卑劣なように思える。日本政府は正しい情報を国民に伝えるよう願う」と語った。



 また、高岡蒼佑はこの日のインタビューで、印象深い韓国の俳優として『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンを挙げた。悲しみと強さを同時に表現したチョン・ジヒョンの眼差しが魅力的だったという。



 どうやら、このあたりが、「ネット右翼」などと呼ばれている愛国者気取りの悪質行為者たちのカンに障ったようだ。
 そこから高岡氏に対する執拗な嫌がらせを行われた。
 これに対して、高岡氏も自サイトにて反論。
 元のサイト及び記事は現在削除されているのだが、その一部を以下に紹介する。

 今日は知り合いからやたら電話がかかってくる日だ。
 某巨大掲示板で「在日」とか「反日小僧」?とか言われてるらしい。

 勝手にしてくれよ。馬鹿らしい。
 そんな奴らのいうことをいちいち気にしてたら自分の仕事ができなくなる。

 ただ俺は日本人だし、反日小僧でもない。どう思おうが勝手だけど。
 そいつもそんなことで電話してくんな。ミーハーだよ。
 でもいい機会だから言わせてもらう。

 大筋間違っちゃいないが、そういう差別発言してる奴がいて、
 表立って意見出来ずにいる奴がいる。

 毎日子供が殺されて、毎日汚ねー金が飛び回って、汚ねー大人たちがのさばっている。
 ほかにも沢山の事件が毎日ある。小さいことから、大きなことまで。
 自分はそんな日本に嫌気がさしてるだけ。

 そもそもなんでそんなに必死なんだよ。しかもネットの中だけで。
 じゃあその必死さで君らが日本を変えてくれよ。世界変えてくれよ。大歓迎。

 自分はそういうタイプの人間じゃないだけで彼らにとって某巨大掲示板がお友達でいいだろう。
 別に否定はしない。それで救われてる奴たくさんいるだろうし。
 (内容は知らないが)一時期流行った電車男みたいに。

 ただ俺が嫌いなのは、その逆もあるってこと。誹謗中傷もある。それはやめなよ。
 何が楽しいかと。何が悲しいかと。
 みんな必死に生きてるんだし家族もいる。守らなきゃいけないものもある。

 どう思おうが勝手だけど、たまには外に出て陽を浴びてほしい。
 そしたらまた新しい世界が見えるだろうし。
 そういう人たちがまともに立ち上がったら日本は変われると思うよ。間違いなく。
 そんなに日本が好きだったら立ち上がれよ。期待してるよ。

 最後に、自分は日本が好きだよ。
 だから今の日本が大嫌い。少しづつ変えていきたい。そう思ってる。それが今の気持ち。


 
 だが、ネット右翼……いや、ネット屑や悪質行為者たちは、所属事務所や交際相手だった宮崎あおいさんなど、高岡氏の周りの人たちに対しても嫌がらせを行うという、卑劣極まりないやり口を使ったのだ。
 宮崎さんには、ここではとても書くことができなような卑猥な言葉まで浴びせられたらしい。

 そのため、高岡氏も以下のような「謝罪」をせざるをえない状況にまで追い込まれた。
 現在は、元のサイトも記事も削除されているが、その時の文章を紹介する。

 ■高岡蒼甫

 疲れてしまいました。暫く自分現れません。
 一部の応援してくれてる人には申し訳ないですが。
 ごめんなさい。見れてないコメントもいくつかあります。
 せっかく書いてくださったのにすみません。消去しました。
 応援コメントもいくつか拝見させてもらいました。
 ありがたいです。

 真剣に批判してくれた人もたくさんいました。
 それは真摯に受け止めます。申し訳ありませんでした。

 ですが中にはまったく意味がわからないコメントも残されたりして、
 サイトに出入りしている人しか読めない暗号みたいな言葉があり
 正直頭を悩ますし、わかりません。

 自分の身内のことや自分が関わった人間のことを罵倒され。
 変な絵文字みたいなもので中傷され。
 やはり自分はあのサイトの『一部』の常連さんたちを
 肯定することはできなさそうです。

 一時期そのサイトの『一部』の人に映画のことで批判されたことが
 ありました。それは人それぞれ感じるものがあるし賛否両論あることは
 仕方がないと思いました。

 けれど中には本当に恐ろしいことを書く人間もいるって
 そのとき初めて知りました。
 その時期は正直死にたいなって思うことも何度もあり、
 仕事にならず病院にも通いました。
 ほんとに嫌になりました。

 それからそのサイトの名前を聞くのも嫌になりほんとに恐ろしい時間でした。
 すごくびびったし外にも出たくない、
 どうしようもなく自分が情けなかったです。

 けれど今自分のまわりには信頼できる人間がたくさんいます。
 すごく幸せです。
 筋違いと言われるかもしれませんができればそっとしていてください。
 もうまわりに迷惑をかけたくないので。お願いします。

 役者という立場にある人間が影響力のある公共の場で軽はずみで
 不適切な発言がありましたことを心からお詫び申し上げます。



 文中にある「あのサイト」とか「そのサイト」とかいうのは、多分「ネットウヨ」(注1)の溜まり場になっていると言われている、某大手サイトのことだろう、多分。
 このような事件に巻き込まれたためか、宮崎さんとの仲も気まずいものになって……そして破局に至ってしまったという……。


以上が、高岡氏・宮崎さんの破局騒動の裏にあった騒動の経緯である。

 読者の皆さんは、以上の経緯を見てどう思われただろうか?

 確かに、高岡氏の発言の一部には、ある種の人たちの反発を買いそうな部分もあるだろう。
 また、韓国や在日と呼ばれる人たちに対して、日本人が反発を感じる部分もあるだろう。竹島問題や、一部の在日団体が利権集団と化している問題や、度を越した反日感情を煽るような言説や政策を国を挙げてとっていることなどに対しては、この私自身も反発を感じるものがある。
 だが、よくよく文章を読むと、高岡氏はわりと穏やかに、自分の主張をしているように、私には思えるのだが。
 何よりも、発言の以下の部分に注目してほしい。

 最後に、自分は日本が好きだよ。
 だから今の日本が大嫌い。少しづつ変えていきたい。そう思ってる。それが今の気持ち。



 一見、日本に批判的なことを言ってみても、ここにこそ真意があったのだと思う。
 一部の人たちから、やれ「反日」だとか、やれ「サヨク」だとか言われながらも言論活動をしている人たちの多くも、実はこのような思いでいるのではないか。
 しかし、どこまでも狂信的・偏執狂的な人たちには、それすら許せない、あるいは理解できないようだ。

 何よりも、いくら自分が気にくわないからといって、高岡氏と宮崎さんに対して行われたような「言論テロ」「数を頼んだ匿名暴力」のような卑劣なやり方が許されてもいいのだろうか!?
 さらに、だ。
 本人ばかりか、家族や友人・恋人、勤め先など本来なら無関係の人にまで攻撃や嫌がらせを行う。こんな人質をとるようなやり口を「卑劣」とか「卑怯」と言わずして何と言うのか?
 こんなやり口が許されるのならば、ネット社会は一体、どうなってしまうのか?


 高岡氏と宮崎さんが不幸にして巻き込まれてしまった一連の事件は、ネットで言論活動をする我々にも、重大な問題を提起した。
 実を言うとこの事件も、私がネット上での悪質行為や言論封殺などの問題に取り組もうと思い立ったきっかけのひとつでもある(注2)
 残念ながら、ネットには自分たちの気にくわない言論を封殺するために、卑劣な手段を使う人たちがいる。しかも、本人ばかりか家族や友人・恋人など周りの他人まで人質にとるという、底なしの卑怯さなども、そういった人たちの特徴である。
 我々は、そういった存在に、どのように立ち向かっていくべきか?

 必要以上に怖れることはないが、甘く見ることも禁物だ。

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 最後に、あのような事件と一度の破局とを乗り越え、結婚にまでたどり着いた高岡氏と宮崎さんに、私からもささやかながら、祝福の意を示そう。
 本来ならば、芸能ニュースにはあまり興味を示さないオタクの私であるが。
 また、他人の恋愛や結婚を素直に祝福することがほとんどない「万年モテナイ君」の私ではあるが。

 そして、卑劣な言論封殺を行うネット屑や悪質行為者たちに対しては、今後とも断固とした態度で臨むことを宣言する。
 まずは、そのような馬鹿どもを牽制するバナーを以下に捧げよう。

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2ちゃんねる から子供たちを守ろう!

(注1):
 特に政治がらみの話題に関して、荒らしや誹謗中傷などネット上での悪質行為に及ぶ人たちのことを、便宜上「ネットウヨ」「ネット右翼」などと呼ぶことがある。
 が、この呼び名は本当はあまり適切ではないかもしれない、という気がする。
 真面目な本当の保守派や民族主義者の方々に失礼である上に、左派や非右派と見られる人たちの中にも悪質行為を行う人がいるからだ。

(注2):
 私にとって、その最大のきっかけは、昨年春頃の『喜八ログ』炎上事件と、某悪質サイトの出現であった。
 後者の「某悪質サイト」がどこのことかって?
 それは、弊サイトでもこれまでに何度も批判してきた、あのサイトだ。
 以前から弊サイトを読んでくださった方ならば、どこのことかすぐにおわかりだろう。


 なお、今回の記事を書く際には、ここの記事を参考にしました。
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テーマ:IT - ジャンル:政治・経済

kaetzchen
ドモホルンリンクルの宣伝じゃないけど(笑)

(^^;)(^^;)(^^;)
2007/06/20(水) 19:29:49 | URL | [ 編集]
喜八
komichi さん、こんにちは。
TBの代わりにコメント欄で・・・。

「ブログの影響力」を測定
http://kihachin.net/klog/archives/2007/06/bloginfluence.html

↑これ、結構面白いツールですよ。
「某悪質サイト」と「嗚呼、負け犬の遠吠え日記(新館)」なんかするといいと思います~。
2007/06/18(月) 13:13:42 | URL | [ 編集]










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 先ほど,喜八ログさんの「ブログの影響力」を測定 という記事を見ていたら,そいえば自分のブログのカウンターはやたらとアクセスが多いな,もしかして「中身を見ないでチェックだけしている「さまき隊」らネットゴキのアクセスが多いんじゃないかな」と思うふしが出て来
2007/06/20(水) 19:31:27 | Die Weblogtagesschau laut dem Kaetzchen
朝刊を開けば、「首相の執念」「安部主導」の見出しが躍る。 アベ・カラーをはっきり出すために、つぎつぎに法案を強行採決し、それでも足りなくて国会を12日間延長する放心方針を政府・与党が堅持しているらしい。 ひどいも
2007/06/20(水) 12:10:43 | とむ丸の夢
申し訳ございません!KIMERAはつい劣情に走ってしまいました。「灰色のベンチから」さんのようにニヒルになれず村野瀬さんのようにデータ処理能力は全くなくオネイ様方のブログに見捨てられ、皆さんがドンドンスパイラル状態で発展されておられるのにkimeraのみがエロサイト
2007/06/18(月) 22:01:39 | kimera25
 ごくたまに思い出すことがある、一群の人たちがいます。  小金持ちです。大金持ちを私は直接知ったことはないので、直に知っているといえば、小金持ちの方々ばかり。  この方々は、とりあえずは事業で成功してい
2007/06/18(月) 11:47:54 | とむ丸の夢
昨日の記事にはレッサーパンダ君が読む価値のないたくさんのコメントを残してくれた(汗)。全部で19件もあり、これまで一つの記事に関して一人の方からいただいたコメントの中では最高の数だ。あまりにも嬉し
2007/06/18(月) 06:31:58 | カナダde日本語

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