政府税制調査会会長・大阪大学大学院教授の本間正明が、豪勢な官舎で愛人と同居していたというのは、ホンマかいな!?
……いきなり、しょうもないオヤジギャグをかまして申し訳ない。
だが、これが事実ならば笑えない。
これについて、「個人的なことで、プライバシー侵害」と本人は言っているようだが、官舎という国民の税金でまかなわれた公の財をこのような形で私物化し、さらに政府税制会長や(13年1月から今年10月まで務めた経済財政諮問会議議員)として国民生活を苦況に追い込んだことなどを考えれば、「個人的なこと」で済む問題だろうか?
そしてこれは、勝ち組やエリートだけを優遇する一方、国民に増税等の負担を強いている小泉・安倍政権の「対米売国・市場原理主義」改革と、それを推進している人々の退廃を象徴する出来事でもある。
ところで、「愛国心の強制」などを盛り込んだ教育基本法改正が可決か。
これには財界からの要望もあったという。
おそらくは、こんな退廃した連中に、国民を奴隷の如く奉仕させるためのものなんだろうな。


問題の疑惑は、11日発売の週刊ポストで報じられたという。
政府税制調査会の本間正明会長(62、写真)が、東京都内の官舎に愛人と同居していることがわかったという。
これについて、「個人的なことで、プライバシー侵害」「奥さんとは離婚調停中。結婚しようと話し合っている」と、本間本人は言っているそうだ。
まず愛人問題に関する私見を述べる。
愛人を作ろうが、結婚離婚を繰り返そうが、私個人としてはその事自体に目くじらを立てるつもりはない。倫理的には問題はあるかもしれないし、私と違って「それだけでも許せない」という人もいるとしれない。だが、それだけならば「本人たちとその当事者(家族など)の問題」であり、「本人がその職務にふさわしいかどうかは、必ずしも関係はない」と、私は考える。
問題なのは……そして私が許せないのは、
(1)官舎という国民の税金が支払われているものを完全に私物化していること
(2)国民に増税などの負担を強いておきながら、自分たちはその上にあぐらをかいているということ
である。
まず、問題の官舎であるが、JR原宿駅から徒歩5分の東京・神宮前「東郷台宿舎」だという。「部屋は上層階の96平方メートルで、民間の相場で50万円はくだらないとされるが、本間氏はわずか7万7000円で借りている」という話だ。本間は大阪大学大学院の教授であり、同居しているという愛人は(夫人の話によれば)北新地の女性、つまり2人とも大阪の人間だったわけである。
つまり「東京で愛人と豪華な生活する」ため、本来本人が支払う費用の差額42万円以上は、国民の税金で支払われていることになる! もし本人たちが、官舎を使わず、自分に与えられた給料だけで高い家賃を支払って、甘い生活を楽しんでいたのなら、私もここまで目くじらを立てることはなかっただろう。
さらに「平成13年1月から今年10月まで務めた経済財政諮問会議議員としての東京での会議は、月3回程度しか開かれていない」という。わざわざ東京都内に官舎までかりる必要は果たしてあったのか?
そもそも、国民生活が苦境に陥り、行政・公務員の無駄遣いが問題視されているこのご時世に、
「国民の税金で愛人と甘い生活」とは、本当にいい根性をしておられる。 そして忘れてはならないこと。
本間と言えば、竹中と共に新自由主義的な経済理論を振りかざして、小泉改革を推進してきた主要人物の一人である。その結果、多くの国民を生活苦や将来不安に追いやり、毎年多数の自殺者や自己破産者を出すことになった。さらに現在、安倍内閣で税調会長に就任し、財界からの要望を取り入れた大幅な企業減税を画策する一方で、国民に対しては消費税アップなどの増税を画策している。
まさに「強気を助け、弱気をくじく」という御用学者の象徴みたいな人物だ。 そう言えば現在、「ホワイトカラーなんとか」とかいう、どれだけ働いても残業代をタダにするという制度の話も持ち上がっているとか。
本間といい、竹中平蔵といい、残業代タダ(過労死促進でもある!)制度を持ち出している他の政界・財界人たちといい、どうもこの国の「勝ち組」「エリート」の皆さんは、我々大衆を同じ人間として見てくれていないのではないか。それとも、「自分たちは“エリート”で“勝ち組”だから、何をしても許される」とか、「どうせ自公政権は倒れないし、自分たちは何でもやれるし、その責任も問われない」とか思っているのか?
いずれにせよ、このような人たちが国家の要職にゴロゴロ居て、国の意志決定に携わっている限りは、「勝ち組」でも「エリート」でもない我々大衆の生活が楽になることはなさそうだ。 本間みたいなことをしている人、探せば他にもいるんじゃないか? 政界・財界及び学会やマスコミなどに。
今回の愛人同居疑惑は、彼らがいかに国の政治や財政を私物化し、国民を愚弄しているか、ということを象徴する話だ。

ところで、「愛国心の強制」等を盛り込んだ教育基本法「改正」が可決されたか。
あれって確か、財界からの要望もあったのだっけ?
しかしそれを推進・成立させた、この国政財界の偉い人たちに、そもそも愛国心があるのかどうか? 私には疑問なのだが。
本間みたいに、国民の税金で愛人と同居生活している輩に愛国心あるのか?
アメリカの「年次改革要望書」で命じられるまま、日本の制度を作り変えるという売国的なことをしてきた人たち(例えば、オ○ックスの宮内某とか)に愛国心あるのか?
さらに「残業代タダ制度」や「法人税減税の一方で、国民には増税」という制度を推進し、国民生活を苦境に追いやり、社会を荒廃させた財界人に愛国心あるのか?
多数の若者が生活苦や将来不安に怯え、結婚や子作りどころか将来の生活設計も十分にできない……このままでは、少子高齢化どころか日本という国の将来が危ぶまれるのだが、そういう事態を生み出してしまった人たちに、愛国心があるのか?
結局、この国の偉い人たちの言う「愛国心」というのは、「黙って、無条件で俺たちを愛せ! 全てを犠牲にしてでも、奉仕せよ!」という実に勝手極まりない要望であるのが、ミエミエだ。少なくとも私には、そうとしか思えない。
なんか今回は、今ひとつまとまりのない文章を書いてしまったな。
読者の皆さんには申し訳ないが、怒りとむかつきのあまり、まとまった文章が書けそうにもないので、今回はこれくらいにしておくか。
それにしてもこの国のお偉い人たちは、とことん我々を愚弄してくれるな。
今は「自公政権は多数派で、我々も安泰だ」と思っているかもしれないが、今に見ていろよ。いずれ必ず、国家の意志決定ができる立場から、あんたらを引きずりおろしてやるからな。
なお、本間のような人たちがのさばって我々の生活を脅かしているという事に抗議の意を示すために。そして、植草一秀氏や森田実氏などのように、自分の見識と良心に従って政権批判をしたために、日の当たる場所から遠ざけられてしまった人たちに応援・激励の意を示すために。
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あ、そうそう。
こういうエントリーをすると、小泉・安倍政権やその路線を盲信し、さらにそれを他人にまで押しつけようとするバカどもや、安倍政権やそれを支えるカルトが放った工作員と思われる人たちが、おかしなチョッカイを出してくることも考えられる。
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