リンク付きの主張バナーは、こちら側の主張やスローガン等を、わかりやすく読者に伝えるというだけでなく、ネット厨房・チンピラ(いわゆるネット右翼)などの荒らし対策としても、そこそこの効果を発揮するようなので、他のサイト管理人さんたちにも勧めたいと思います。
また、バナーのタグは「Fire Fox」でなけいと知ることができない、と言われているようですが、最近「Internet Exploer」でもタグを知る方法を見つけましたので、もしまだご存知ない方がおられたら、この機会にそれを教えましょう。


今回は当初、他の炎上サイトのフォロー記事も書く予定だったのですが、変更して荒らし対策バナーの効用、使用法について話すことにします。
よく言われているようですが、文章だけだと「ああだ、こうだ」と文句をつけやすい
(注1)ので、ネット厨房・チンピラ
(注2)の攻撃を受けやすいのです。
それに対して主張バナー(特にアニメGIFバナー)は、「見る者の視覚に直接訴えかける分、突っ込みや揚げ足取り等が比較的しにくい」という一面があるようです。
さらにリンクバナーでは、リンク先に攻撃者やそのお仲間などにとって都合の悪い情報、あるいは他人に知られたくないような情報が書かれているような場合は、さらに効果的です。攻撃対象を晒し、悪し様に罵ることでよって攻撃者は、他のネットユーザーに攻撃対象の印象操作を行い、さらに一緒に攻撃する仲間を呼び寄せます。しかし、そのようなリンク、もしくはリンクバナーが目立つところにある場合は、攻撃者自身にとっても不都合な情報まで晒してしまうことになります。そのため、荒らしなどの攻撃をかなりの程度抑止する効果も期待できるのです。
リンクバナー、アニメGIFバナーは自作して、他人にも勧められるというのが一番いいのですが、それがなかなかできないという人もおられるでしょう。私もその一人です。機会があればバナー自作にもチャレンジしたいし、バナー作成のレポートも書きたいと思いますが、最近はなかなかその機会に恵まれません。
そこで今回は、他の人が作ったバナーの紹介と使用法、タグを知る方法について話したいと思います。
私がいつも使用しているアニメGIFバナーですが、
『雑談日記』のSOBAさんが作成されたものを使用しております。
今回はまず、SOBAさんのバナーを例にとりまして、「Internet Explorer」(以下、IEと略)でも、バナーのタグを知る方法を教えます。 あらゆるバナーのタグは、たいてい以下のようになっています。
(注:ここではそのまま示すと、タグが正確に表示されませんので、最初の「<」だけは全角文字の「<」にしました)
<a href="(1) "><img src="(2) " alt="(3) ">
(1)にはそのバナーのリンク先。
(2)にはそのバナー自体のアドレス。
(3)にはそのバナーの名前。
つまり、
(1)~(3)を知り、それぞれを上記の型に当てはめていけば、そのバナーのタグができあがるのです。
では、次のバナーを例にとって、IEでそれを知る方法を説明します。

まずは普通に、対象のバナーにカーソルを合わせます。
↓
すると「(3)バナーの名前」が表示されます。
(このバナーの場合は、「ネットウヨ都市伝説の終焉アニメGIFバナー」ですね)
↓
次に、対象のバナーを普通にクリックします。
↓
それで「(1)バナーのリンク先アドレス」を知ることができます。
(このバナーの場合は「http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2006/09/post_93e3.html#z20060930」ですね)
↓
その次に、対象のバナーにカーソルを合わせ、右クリックします。
↓
それで表示されたメニューのうち、「プロパティ」をクリックします。
↓
「プロパティ」のダイアログボックスが現れます。「全般」というタブを参照。
↓
アドレス(URL)に「(2)そのバナー自体のアドレス」が表示されます。
(このバナーの場合は、「http://soba.txt-nifty.com/zatudan/0anime/netuyokakattekoi.gif」ですね)
以上、
(1)~(3)を知ることができました。
それを先ほど示したタグの基本形の、それぞれの部分に当てはめていってください。
これで、バナーのタグが完成します。
この例では、以下のようになります。
(注:ここではそのまま示すと、タグが正確に表示されませんので、最初の「<」だけは全角文字の「<」にしました)
<a href="http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2006/09/post_93e3.html#z20060930 "><img src="http://soba.txt-nifty.com/zatudan/0anime/netuyokakattekoi.gif " alt="ネットウヨ都市伝説の終焉アニメGIFバナー ">
以上の要領で、バナーのタグを知ることができます。
もちろん、バナーによっては作成者の使用許可がいる場合や、作成者が使用を許可するための条件を出しているものもありますので、それらをよく確認した上で使用しするように注意しましょう。
ちなみに例にあげた、SOBAさんバナーの場合は、『雑談日記』、あるいは定められたアドレスにリンクするか、あるいは「SOBAさんが作成された」ということをどこかに明記する、というのが使用条件となっています。 リンク先に攻撃者やそのお仲間などにとって都合の悪い情報、あるいは他人に知られたくないような情報が書かれているようなバナーも、荒らし除けの効果があります。
以下は、そのようなバナーとタグの入手先を紹介します。先述のアニメGIFバナーと併用すれば、さらに効果的でしょう。
ある程度のネット経験があるならば、ご存知の方も多いかもしれませんが……。
荒らしなどの悪質行為をする連中は、一体どこを通ってあなたのサイトに来るのでしょうか? 彼らの溜まり場、あるいは活動拠点のひとつと化している場所はどこでしょうか? 彼らはどこで、あなたのサイトを晒し、一緒に攻撃するお仲間を集めてくるのでしょうか?
幣サイト、及び友好サイトに何度も攻撃を加えてきた、
偉大なる愛国者様のサイトもありますが……そこよりも、もっと大きく、有名なところがあるでしょう。
ここまで言えば、もうお気づきの方もおられますね?
そう、
ある程度のインターネット歴のある人ならば、ほとんど誰でも知っている「あそこ」です。 以下は、そこを経由してやってくる 悪質な奴らに対して有効なバナーの入手先を紹介します。
まず、このバナー。
ここで入手しました。
さらに、いつも使っている次のバナーも。

入手元は、
ここです。他にも面白いバナーがいくつもありますので、ご覧ください。
いずれも、リンク先のサイトが「攻撃側やその同調者・協力者たちにとって不都合な、他人に知られたら困るような内容」がたくさん書かれたものです。そのため、晒しなどに対して抑止効果ができますし、目立つように表示しているだけでも、彼らへの牽制にもなります。
最後に。
以上のバナーを使用される上での注意点について説明します。
確かに、本エントリーであげたバナー集は、ネットの暴力からかなりの程度あなたのサイトを守る効果はあります。
しかしそれも、
100%完璧というわけでもありません。過信もまた禁物です。それでも攻撃してくる奴は攻撃してくるでしょう。いや、むしろそれでも攻撃してくるような奴は、「かなりコアな輩(重度の洗脳を受けた者とか、かなりの敵意や目的意識を抱いた確信犯など)」である可能性があります。
さらに、こういうバナーを表示すると言うことは、相手に対して明確に宣戦布告したも同然となります。
つまり、攻撃してくる奴は「より厄介な相手」となる可能性もあります。それでも攻撃者の数は激減させることができるので、何も防衛手段の無い場合よりは、かなり楽になると思われます。
また、荒らしなどネットの特性を濫用した悪質行為へのさらなる防御策及び心得については、幣サイトの「荒らし対策考」のカテゴリーに属するエントリーをご覧ください。
それでは今回は以上です。
もし自作のオリジナル・バナーを作ることがあれば、その時のことをレポートしたいと思います。

(注1): 「揚げ足取りや突っ込みが100%できない完璧な論説」などというものは、まず存在しません。人間の行うどんな論説にも、どうしても揚げ足や突っ込みどころが出てしまうものなのです。また、受け手の立場や解釈のしようによって、どうとでも受け取れることもあります。さらに同じ情報でも、話しての話術・詐術によっても、どのようにもごまかすこともできるものなのです(だから詐欺や煽動、世論操作などというものが可能なわけなのです)。
「荒らし対策には、荒らしに突っ込まれないような完璧な、優れた論説をすればいい」という人もいるようですが、その論理は以上の理由により成り立ちません。
やはり悪質荒らし等には、理論武装以外の対策を考える必要があるのです。
(注2): いわゆる「ネット右翼」など、ネットでの悪質行為を行う人たちのことを、「ネット厨房」とか「ネット・チンピラ」と私は呼んでおります。
「ネット右翼」だと、フェアで真面目な「右翼」(右派・保守派・民族派など)の人たちに失礼ではないか、というのがまず一点。
さらに言えば、彼らは必ずしも「右翼的」 な思想信条に基づいて行動しているわけでもなさそうだからです(というか彼らの大半は、ただ何か理由をつけて他人をいたぶって喜んでいるアホじゃないのか、という気もするのですが)。
また一部の者には、どういうわけか特定の人物や団体を批判しない(彼らの主張と明らかに矛盾するような言動をとっても!)という連中もいるようです。「右翼」というより、どこかの回し者か、特定の人物・団体の擁護者と考えた方がいいかもしれません。
ただ「ネット右翼」という呼び方は、現在のところ最も広く認知されている言葉にひとつですから、便宜上使うこともあるのです。
*追記:(11月28日21時頃にて) というか、
「お詫びと訂正」と言った方がいいかもしれませんが……。
本文で私が“バーナー”と書いたのは間違いで、正確には“バナー”であるというご指摘を、(この記事をアップした26日の翌)27日付けのメールで、さる読者さんが指摘してくださいました。
お詫びして訂正いたします。本エントリー文においても、間違っていた箇所は訂正しました。ここ数日は多忙な上に、ちょっと風邪で体調がすぐれず、メールチェックと訂正するのが遅くなってしまいました。
些細なことかもしれませんが、ミスはできるだけ訂正していかないと。
それと、教えてくださった方へ。どうもありがとうございました。
この通り私は、そそっかしいところがあって、よく失敗等もしますが、そう言う時には、さりげなくご指摘くださればうれしいです。
今後ともよろしく。
ところで、誰かがこういうミスをすると、鬼の首でもとったかのように、それをあげつらって皆で笑いものにするという、『他人を見下すバカ者たち』が出てきそうな気がするのですが……(苦笑)。
いや、いくら何でもそれはないか……。私の思い過ごし、というか考えすぎだな、うん。
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