嗚呼、負け犬の遠吠え日記
ある時は、しがない安月給サラリーマン。ある時は、怪しい政経オタク。そんなkomichi(子路)の言いたい放題を綴ったブログです。荒らしなど、ネットの悪質行為の問題にも取り組んでいます。

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ファシズム・全体主義を手っ取り早く理解には、『スター・ウォーズ』と『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を観よう!

 どうも、こんにちは。
 久々の長文政治・社会関連の記事です。

ファシズムとは、全体主義とは何か?
これを手っ取り早く理解するのに良いと思う、有名なエンタメ作品が2つあります。
ひとつは『スター・ウォーズ』シリーズのエピソード・Ⅰ~Ⅲ。
もうひとつは、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』です。


小泉郵政選挙で自民党が圧勝した時の直後に、こういうブログ記事を書きました。


「自由は拍手喝采とともに葬られる!?」
http://moon.ap.teacup.com/komichi/6.html



『スター・ウォーズ』エピソードⅠ~Ⅲは、社会が平和から戦争へ、民主制から独裁と全体主義へと居たる過程を、なかなかよく描いています。

「民主主義が独裁制になるとき、いつも同じようなパターンを辿るってことに気づいたんだ。外部からの脅威があり、より強い統率力が必要になる。不正がはびこり、議会が正常に機能しない、などね」
これは『スター・ウォーズ』のG・ルーカス監督の言葉です。

わかりやすい外敵脅威があり、強権的な手法でそれに対処しようとする空気が支配的になり、圧倒的多数の賛成と拍手喝采で独裁体制が承認されてしまう。
『スター・ウォーズ』Ⅰ~Ⅲで描かれた帝国成立の過程は、民主制から独裁へと至る過程そのものです。

独裁体制を築く過程で、外敵脅威を利用して「帝国軍」等の暴力装置を準備。ジェダイ騎士団など独裁に不都合な人たちや、対抗しうる力を持った勢力を、悪者や反逆者に認定して、幼い子供に至るまで徹底的に排除し、潰す。これも全体主義のセオリー通りのことです。 

さらに独裁が築かれる過程で、「勝てば官軍」「寄らば大樹の陰」とばかりに、一般の人々からも、自ら進んで独裁者に迎合し、弱者や異端者、同胞までをも排除・攻撃する側に回る者たちも現れます。
『スター・ウォーズ』シリーズでは、後に帝国将軍となるコーディ等です。 

上記の弊ブログ記事は、小泉郵政選挙で自民党が大勝し、「テロとの戦い」を口実に米国のファッショ化が進められた時期に書いた記事ですが、『スター・ウォーズ』シリーズで描かれた銀河共和国の姿は、安倍自民党の独裁が進行しつつある今の日本の姿とも重なりそうだと、私は思うのです。


ファシズムや全体主義を手っ取り早く理解するのに良いエンタメ作品がもうひとつ。
それがちょうど今夜(2017年11月3日)にもTV再放送もされる『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』です。
平和や民主主義が壊される時に必ず現れる、自ら進んで喜々として、権力の側に回って同胞をも排除・弾圧する人々を描いた作品であります。

ファシズムや全体主義で怖いのは、憲兵や秘密警察などの権力だけではありません。
ごく普通の、一般人の中からも、自ら進んで喜々として、独裁権力に加担して、異端者や反対者を、しばしば同胞にも牙を向け、暴力を振るう人たちも現れます。これも古今東西、国や時代、政治体制等に関わらず見られる現象です。

シリーズ中最もダークだと言われる『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』。
それは、闇の帝王一派に加えて、本来なら同胞であるはずの魔法学校の仲間や先生たち、政府の役人が主人公たちの敵に回るからです。いや、むしろこの「権力の手先となって主人公たちを弾圧する人々」が今回の主たる敵だからです。

闇の帝王完全復活という重大危機に真正面から立ち向かおうとする主人公たちを、その恐ろしい事実から目をそらし続けようとする魔法大臣以下の人々が、権力を使って主人公たちを弾圧し、黙らせようとする。それにスリザリン寮生たちなど魔法学校の人々も加担。権力の理不尽に追随する人々を描いた話です。

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で敵役の代表ともいうべき人物が、アンブリッジ先生。政府の代理人として魔法学校に派遣され、弾圧体制を築く人物ですが、のちに魔法界が闇の帝王に支配されると、今度はその手先となります。彼女のように、無節操に、常に強者や権力の側に立ち続ける人も居ます。

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のアンブリッジ先生や、管理人フィルチ、スリザリン寮の面々のように、自ら進んで強者や権力側に追随・迎合し、同胞に暴力を振るう人たちは、全体主義では必ず現れますが、この問題に焦点を当てた点でも、本作はシリーズの他の作品とは違った、特筆すべき作品だと、私は思います。

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を、3・11直後の時期にも観ました。
当時はアンブリッジ先生以下の人々が、原発事故と放射能という現実の危険を指摘する人々を「放射脳」「風評被害だ」とか叩いて回る人たちの姿に重なって見えましたけどね、私には。
ところで肝心の放射能問題は解決したのでしょうか?

『スター・ウォーズ』のG・ルーカス監督は、民主主義からファシズムに至る過程を学び、それを元にストーリーを創っただけだという話です。
『ハリー・ポッター』シリーズの原作者J・K・ローリングスさんにも、特別に政治的意図はなかったのでしょう。
しかし図らずも、現実の社会を反映する作品になってしまったようです。

今は亡き心理学者・河合隼雄氏は「ファンタジーとは現実への挑戦」と言ったそうですが、優れたファンタジーやSF作品は原作者の意図をも超えて、現実社会を反映するものだと、私は考えます。
しかし同時に、いつまで経っても、それにも何にも学ばず同じ間違いを繰り返す人間社会の愚かさとは何だ? と、嘆息せざるをえません。



 今回はここまで。
 また次回。



*本記事はTwitterのこちらの発言とスレッドとをまとめ、修正を加えて書きました。




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【2017/11/03 20:53】 | 政治・経済 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑

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