前回記事から、またもや4ヶ月ほど更新を停止させてしまいました。
とりあえずは、生きております(笑)ので、ここで読者の皆様にお知らせをしたいと思います。
また、最近の私の経験から、巷にあふれている「自己責任論」とやらに対する疑問も呈したいと思います。
(komichi)

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どうも。
またもや何ヶ月も更新をサボってしまいました。
コメント・TBなどお便りを寄せてくださった方もおられますが、なかなか返せずにいることを申し訳なく思っております。
私の方は、まだ新しい仕事を覚えるのに必死な毎日を送っております。
そのため、記事を更新するどころか、ネットにかまっていられる時間も激減してしまいました。
出張や泊り込みなども多く、なかなか大変でした。
ただ、そのかいもあってか、ようやく正社員に昇格することができました。
まだ決して高給と言うわけでもなく、また人員削減の可能性もないわけでもありませんが、それでも以前のような「名ばかり正社員のワーキング・プア」という惨状から、ようやく脱することができた、というところでしょうか。
健康の方は大丈夫です。
風邪が流行っているというのは本当らしく、最近は私の職場でも、欠席や早退する人が増えています。
私の場合は、夜勤や不規則勤務なども多いきつい仕事にもかかわらず、全然大丈夫です。
自分でいうのも何ですが、これでも身体は結構丈夫な方ですので。
また今の職場は、前の職場と違って、労働基準法等はきちんと守り、従業員を人間扱いしてくれていますので、「過労で倒れかけても知らんぷり」などという無茶はありませんので。
話は変りますが……。
記事更新は止まってましたが、私になりに政治や社会の出来事を見ておりました。
友好サイトや、自民党TBPなどの記事は、できる限りチェックしておりました。
その中でいくつか気になったこともありますが、その中のひとつに、「派遣村の惨状に見られる格差拡大化(というより、“一億総貧困化・負け組化”)」と、それに対する「自己責任論」の蔓延でした。
それについての詳細は、以下に紹介する外部記事の他、多くのブログ等でもとりあげられていますが。
*坂本哲志先生、大丈夫ですか?(『喜八ログ』2009年1月6日記事)
http://kihachin.net/klog/archives/2009/01/tetusiman.html*「池田信夫 blog」から(『喜八ログ』2009年1月18日記事)
http://kihachin.net/klog/archives/2009/01/ikeda_nobuo.html*こんな新年でも「めでたい」か?(『半哲学的談笑』2009年1月5日記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/jinne_lou/57946642.html*“粗さがし”報道と短絡思考の結託(『半哲学的談笑』2009年1月20日記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/jinne_lou/58117332.html 貧困に苦しんでいる人たちに向かって、「それは自己責任だ」と説教を垂れる。
「新自由主義者」と称する人々の貪欲・傲慢さと責任転嫁が生み出した、このような論理が未だに大手を振っているとは……。
そういうのを、蛆3K(もとい、フジサンケイ)などといった、対米売国と一億総貧困化を推進するエセ愛国者集団が吹聴している。
この問題については、弊サイトでも以下の記事を書いたことがありましたが。
*『現代に遺る魔法呪文(2):ソレハ・ジコセキニン・ダ』(弊サイト2006年12月15日記事)
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-34.html ちなみに、私の今回の転職経験からしても……そのような「自己責任論」が、貧困状態に陥ってしまった人たちや、そこから抜け出そうと頑張っている人たち全てに当てはまらないことはわかります。
そりゃあ確かに、「努力不足」など、自分自身の責任である部分をあるかもしれない。
しかしながら、貧困状態に陥ったり、そこから抜け出せないのは、必ずしも自分自身の責任だけではない。
本人の努力や能力だけではどうにもならない、外部の理不尽な要因で社会的弱者に落ちてしまうことも多いのです。
私の場合にしたって、そうでしょう。
まあ、落ちこぼれてワーキング・プアになってしまった原因には、私自身の努力・能力の不足もあるでしょう。
しかし、必死で働いてきたにも関わらずワーキング・プアのままでいた最大の原因は、自分の会社の経営者が、「労働基準法も理解してない、従業員を人間扱いしないヘタレ世襲リーダー」だったからです。
これは、
前回までの記事にも書いたとおりです。
その詳細について興味のある方は、以下の記事をご覧ください。
*過労で死にそうになりました……(前編)
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-157.html*過労で死にそうになりました……(中編)
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-158.html*過労で死にそうになりました……(後編)
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-160.html 逆に、今の職場に採用され、しかも正社員にまで上げてもらえたのは、私の努力・能力だけではありませんでした。
まず、採用試験の時に今の直属上司である人が、私の持っている資格や経験を評価してくださったからです。たまたまその人も、私と同じ資格を保持していたので、その希少性・重要性が理解できたのです。
逆に言えばそれは……
私の資格や経験を評価してもらえなかったら、採用はされなかったかもしれないということです。
もっといえば、
「本人にいくら資格や能力、経験などがあっても、それを評価したり、そもそも必要とする経営者が居なければ、採用や成果などには結びつかない」ということでもあるのです。
また、運とかタイミングとかもあります。
また私の場合を例にとりますが、今の職場の部署は、普段はあまり募集をしないところだったのです。
ちょうどその時、前任者が高齢や健康上の理由などで退職せざるをえない状況になりまして、それによって人員不足が生じていたのです。
それで、時期を限定して短期間だけ求人を出していたわけなのですが。
もし、私がその求人広告を目にするのが、あと一週間遅かったり早かったりしていれば、入社試験すら受けられずに終わっていたかもしれません。
ちょうどその時、たまたま前の会社を辞めて、職探しを始めたばかりの時期であり、しかもたまたまその求人をめにすることができた。
そのおかげで、前の会社を辞めてから短い期間のうちに、次の仕事(しかも、前よりもにありつくことができたのです。当初は、もっと長くかかるだろうな、と覚悟をしておりましたが……。
少なくとも私の場合は、たまたまラッキーな条件がいくつも重なりあって、今の仕事にありつくことができたのです。
こんなうまく行き過ぎてしまったのは、もう「自分の実力」だけではないいくつもの外部的要因……ぶっちゃけて言えば「運」とか「奇跡」としか考えられません。
しかしながら、全ての求職者が、私のようにいくつもの「運」や「奇跡」に恵まれるとは限りません。
むしろ、意欲や能力などはあっても、そういった外部的要因に恵まれなかった上に、貧困になってしまった人が多いのではないでしょうか。
資格や能力があっても、それを理解してくれる経営者がいなかったり。
そもそも、経営者側に採用する気も、その余裕もなかったり。
入社した先の経営者が、目先の利益しか考えない、労働基準法を理解しない、従業員を人間扱いしないひどい人物であったり。
運悪く就職活動を始める時期に、小泉・竹中や御手洗某のごとき自分たちの利益のためには国家や国民を平気で犠牲にするというエゴイストの売国奴が政治・経済の実権を握っていて、彼らが始めた「勤労者踏み付け・切り捨て」政策が行われていたり。
などなど……。
最近では、ようやく「自己責任論」や、彼らの背景になる「新自由主義」なる思想の限界や嘘っぱちなども明らかになってきたようです。
かつて、あの「郵政選挙」によって小泉自民党が歴史的な大勝をし、「新自由主義」なるものを掲げた者たちが世の圧倒的多数派に見えた頃に比べたら、ようやくここまで来たか、との思いにかられます。
が、この問題については引き続きとりあげていきたいと思います。
もっとも……まだなかなか更新できない状況も続きます。
次の更新はいつになるかな……?(汗

PS:
なお、何度も言ってるように、嫌がらせや言論封殺などが目的としか思えないような「ネット屑」や「ネット工作員」の類に関しては、断固とした……というより、情け容赦のない措置をとらせていただきますので、その点はどうかご理解を。
最近でも、弊サイトの某読者さんに粘着し、その人を嘘つき呼ばわりして、悪口を吹聴しまくっていたアホンダラに対して、「そいつが弊サイトでしでかした不祥事(公的機関に勤務する身でありながら、勤務時間中に職場のパソコンを使い、弊サイトに某読者さんを嘘つき呼ばわりする書き込みをしました。まともな社会人の方から、それがいかに問題か、おわかりいただけるでしょう。法規に違反している疑いもあります)をバラす」という方法で返しました。
それくらいで仕事をクビになったり、左遷されたりするとはないかもしれませんが、上から厳しい注意や叱責を受けることぐらいは覚悟した方がいいかもしれませんね。
私の会社でそんなことをやったら、叱責だけではすまない、厳重な処分を覚悟しなければなりませんよ。
しかし、時々アクセス解析をチェックしたら、更新が止まっても、「ネット屑」や「ネット工作員」どもは、まめにヲチしに来ているようです。ゴクロサンです(苦笑)。
まあこちらとしては、そのような輩に対しては、「徹底的に無視する」か、「情け容赦のない報復で応じる」かのどちらかしかないですね。こちらとしましては。
それにしても、こういう「ネット屑」や「ネット工作員」どもがのさばっている間は、まだまだネット活動をやめるわけにはいかないなあ、とも思った今日この頃です。
【2009年2月16日11時30分頃追記】: この記事の題名を『読者の皆様へお知らせ(2009年2月15日)』から、『「自己責任論」で割り切れるほど、世の中単純じゃないよ(近況報告に代えて)』に変更。
各TBP等にもTB。

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テーマ:ワーキングプア(働く貧困層)
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