橋下徹。
TV出演などで有名なタレント弁護士。
そして、明日の大阪府知事選挙の候補者。
しかし……。
前回でも言いましたように、
この橋下徹という人物が大阪府知事になるかもしれないということに対して、私は深刻な懸念を感じずにはいられません。自分の言動に責任を持たない悪しき大衆迎合主義者であり、
金や名声のためならば何でもありというモラル無き人物であり、
社会的弱者だけではなく、強者・エリート(そして自分)以外の人たちに極めて冷淡な人物であり、
悪しきエリート主義を丸出しに、差別的な発言を平気でする人物であり、
政治家として、弁護士としてという以前に、社会人としての常識や思いやりなどが欠落した人物であり……。
いきなり、怒りに任せて書きまくってしまいましたが、要するに
日本を蝕んでいる市場原理主義の悪い面の全てを象徴している人物なのです。

まずは、ヒゲ-戸田さんの反橋下動画を3つ紹介します。
この時代が生んだもっとも悪質な分子橋下を許すな
http://jp.youtube.com/watch?v=4Ci_babTgzc&feature=related橋下という男の悪賢さ1
http://jp.youtube.com/watch?v=fesPvVf4iOI&feature=related橋下という男の悪賢さ2
http://jp.youtube.com/watch?v=OfaMRF-pELU&feature=related 以下、私が橋下徹という人物を大阪府知事に……いや、国家や共同体のリーダーとしての地位にふさわしくないと考える理由を、具体的事例(エピソード)と共に並べていきます。
*自分の言動に責任を持たない悪しき大衆迎合主義者・体罰を肯定。『行列のできる法律相談所』で、教育基本法で体罰が禁止されいることを知らなかったことを露呈。テレビ朝日の特番『発足!芸能人PTA』では、『自分の子供を50分近くも投げ続けた』ことを告白し、教育評論家の尾木直樹と論争。
・大阪府知事選挙への立候補が取り沙汰されたが、報道直後には「2万%出ない」として不出馬を表明。しかし、この時点ではあえて虚偽を述べており、実際は水面下で自民党議員に対して知事選出馬を了承していた、と報道されている。2007年12月11日に再び、大阪府知事選挙への立候補の意思があると報じられ、マスコミの報道が出馬と否定に割れる事態となったが、本人は12月11日午後の時点でも否定していた。しかし、12月12日の大阪府庁で行われた記者会見において、正式に出馬表明。
二転三転した理由については、仕事の調整の手続き上であると弁明。
番組で共演する宮崎哲弥氏は「橋下がウソを付いた理由」もウソであるとし、『「番組調整が理由ではないと思います。自公推薦だけでなく、財界の支援取り付けの確認ができるまで待っていたため』であると述べている。
・自身のブログで、横浜弁護士会が懲戒請求者に対して住民票の提出を要求したことに対して、「横浜弁護士会の○ンチキ野郎」「似非人権団体の弁護士会」「お○カ横浜弁護士会」「○カは放っておけって」「馬○丸出し」「○ほ丸出し」「似非人権団体丸出し」「悪徳ギルド団体」「偽善に満ちた行為」と書き込み。
・山口県の光市母子殺害事件の弁護団に懲戒請求を行うよう視聴者に呼びかけ。懲戒請求者を民事訴訟で損害賠償請求を受ける可能性のある立場に立たせた。しかしながら、橋下弁護士自身は「時間と労力を費やすのを避けた」「自分がべったり張り付いて懲戒請求はできなくはないが、私も家族がいるし、食わしていかねばならないので……」という理由で懲戒請求せず。その後、ブログで懲戒請求すると宣言したが、これを後ほど撤回。そして、既に除斥期間が過ぎていることが明らかな1、2審の弁護人に対して懲戒請求すると宣言。しかし、未だ行っていない模様。
なお、これについては以下の過去記事でもとりあげております。
他人を鉄砲玉として利用する卑怯者
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-120.html*金や名声のためならば何でもありというモラル無き人物・元ライブドア社長の実刑判決について「司法に失望した」と発言。
・テレビ・ラジオのレギュラー9本程度。知事に当選しても、タレント活動はやめないと公言。
・高利金融の商工ローンの顧問弁護士をしていた。この商工ローンは、弁護士らによって被害対策全国会議が作られたところである。
・2006年5月23日、大阪国税局から本業である弁護士業務の経費計上等にかかわる約2500万円の申告漏れを指摘され、修正申告に応じたことが報道された。
・自身のホームページで、以下のような悪徳弁護士の象徴の如き発言を。
利益のためならば、嘘や脅しも平気ということか?
僕は弁護士登録して1年後に事務所を設立したので、
他の弁護士があまり手を出したがらないような仕事を受けることが多かったんです。
その中で身に付けていった交渉術が『合法的な脅し』と『仮装の利益』。
これが僕の交渉方法の8割から9割を占めます。最終手段で『お願い』をすることもあります。 合法的な脅しとは、法律に反しないギリギリのラインで、相手側にプレッシャーをかけることです。
『仮装の利益』とは、『こちらの要求に従えば、これだけの不都合が避けられますよ』と、実在しない上乗せを示し、相手を得した気分にさせて要求を通すというもの。
これも合法的な脅しと併せてよく用いる交渉方法です。
それでも話し合いに進展が見られないときに使う奥の手が、『お願い』です。
*社会的弱者だけではなく、強者・エリート(そして自分)以外の人たちに極めて冷淡な人物。そして悪しきエリート主義を丸出しに、差別的な発言を平気でする人物・『サンデージャポン』で『このご時世、能・狂言のファンっていうと恥ずかしいじゃないですか。変質者っていうか。』と述べ、関連する団体や人物から猛批判を浴びた。
・2007年4月12日の『ムーブ!』で、尼崎小学生女児暴行事件について「女の子が服を脱がされたのか、自分から脱いだのかによって話が変わってくる」と発言。
・『たかじんのそこまで言って委員会』において、ニート対策については「拘留の上、労役を課す」と述べた。その理由として「国家予算から単純計算すると、日本に生きるだけで一人あたま47万円の金がかかる。 税金を払わない奴は生きる資格がない」ためであるとのこと。
・建築偽造問題について、マンション住人に自己破産を勧める発言をし批判を受けた。
・『たかじんのそこまで言って委員会』その他ニュース系の番組の中で、学者の研究活動に関して「お金の無駄遣い」と発言。
・フジテレビの「スタメン」で北斗の拳の話題のなかで、足をひきずる人について『○っこ引いてる』という放送禁止用語を連発。
・「女性は子どもを産む機械」などと発言し、女性蔑視発言としてバッシングされた厚生労働相について、「尻馬に乗って女性議員たちが一斉に文句つけるありさまには、いやもう、心底萎えました」と発言。
・自身のブログで、横浜弁護士会が懲戒請求者に対して住民票の提出を要求したことに対して、「横浜弁護士会の○ンチキ野郎」「似非人権団体の弁護士会」「お○カ横浜弁護士会」「○カは放っておけって」「馬○丸出し」「○ほ丸出し」「似非人権団体丸出し」「悪徳ギルド団体」「偽善に満ちた行為」と書き込み。
・テレビで「船場吉兆のパート従業員が嘘を言っているかも知れない」という旨の発言をし、もしも従業員の言ってることが正しいのならばなぜ訴えないのか?という疑問も呈した。
政治家として、弁護士としてという以前に、社会人としての常識や思いやりなどが欠落した人物・週刊女性で岩井志麻子との対談をする際に岩井が15分程遅刻したため、対談を拒否。
・フジテレビ『スタ☆メン』の番組内で阿川佐和子に対し、「今からでも阿川さんを妊娠させることができますよ」と発言。
・事務所の従業員やイソ弁の入れ替わりが激しいと言われており、橋下弁護士自身もそのことを自認している。
・テレビでボクシングの亀田を応援。「彼はこれだけ国民から注目されて、本当にスターですよ!!」「彼のコメントを聞いていると、論理的でしっかり発言していますよ!」
橋下徹の問題発言・言動は他にもたくさんありますが、あまりやってもきりがないので、この辺までにしておきましょう。
しかし、ここであげたエピソードだけでも、
橋下徹というのは、「政治家や法律家として適確かどうか」という以前に、人間として問題がある人物だというのは、明らかだと思うのですが。
このような人物を、大阪府知事に選んでいいのか?
また、このような人物を選んだ、自民・公明両党は、本当に信用できる集団なのか?
このような人物を持ち上げてきたテレビなどのマスゴミの社会的責任はどうなのか?
以上の問題提起をして、今回は終わります。
なお、ランキングについては、今週はもう諦めました。というか、捨てました(笑)。

- 関連記事
-
スポンサーサイト
テーマ:大阪府知事選
- ジャンル:政治・経済