嗚呼、負け犬の遠吠え日記
ある時は、しがない安月給サラリーマン。ある時は、怪しい政経オタク。そんなkomichi(子路)の言いたい放題を綴ったブログです。荒らしなど、ネットの悪質行為の問題にも取り組んでいます。

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「若年層小泉支持」の背後にある新自由主義への幻想?(4)(過去ログ)
この記事は、旧館にて、2006年1月3日に掲載したものに若干の修正を加えたものです。

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 「何故、エリートでも勝ち組でもない若者たちが、小泉自民党を支持したか?」
 騙されたからである。
 何故、むざむざ騙され、「新自由主義(=市場原理主義)の推進」という自分にとって不利益になるような選択をさせられたのか? 
 それは彼ら若者たちの側にも、騙されるだけの弱さがあったからだ。その弱さとは3つ。
 ひとつは「社会と自分自身に対する無知」。
 ふたつ目は「自分を見つめられない弱さ」。
 3つ目は「他者と社会に対する想像力の欠落」である。
 「何故、エリートでも勝ち組でもない若者たちが、小泉自民党を支持したか?」
 この問題を、「新自由主義への幻想」というテーマに絞って考える、本編第4回目である。
 第1回で、昨年9月の衆議院選挙における小泉自民党大勝の背後には「新自由主義への幻想」があるようだ、と述べた。続いて第2回で、特にバブル崩壊後の時期から、マスメディアや著名人などによって「幻想」がばらまかれてきたことを述べた。
 第3回と今回で、「何故、多くの日本人(特に若年層)が、自由主義への幻想に惑わされてしまったのか? 何故、それを見抜けなかったのか?」という問題について考えたい。

 前回(第3回)で、新自由主義と小泉改革を信じていた若者のエピソードをふたつ紹介した。就職活動に失敗して転向した元新自由主義者のA君。「俺は勝ち組候補」と思いこまされて実は怪しげなマルチまがい商法に手を出していたB君。
 読者の皆さんは、彼らのことをどう思われただろうか。「世間知らず、身の程知らずのアホだな」と、思われた方も多いのではないか。
 しかし、ここで私は思う。今の日本人の中で、彼らのことを本当に嗤うことができる人は、一体どれだけいるだろうか? この私自身をも含めて。少なくとも、昨年9月の衆議院選挙で「構造改革(=新自由主義、市場原理主義)」という幻想をばらまいた小泉自民党が大勝したという結果を見ると、A君とB君を嗤えない人がこの国にはたくさんいるのだ、と思わざるをえない。

 「小泉構造改革」、つまり「新自由主義」「市場原理主義」と言えば、次のようなイメージでとらえる人も多いのではないか? 特に、小泉政権とそれが推進する路線を支持している人たちには。
 「完全実力主義。能力のある人は上がる(勝ち組になる)チャンスがあるが、ない人は(負け組として)底辺に押しやられるしかない。厳しい時代だが、これは誰のせいにもできない、全て自助努力・自己責任の世界だ」
 さらに、その先に現れる「新階級(階層)社会」というと、次のようなイメージでとらえている人も多いのではないか?
 「もう戦後の平等主義は終わった。それは、日本社会を現在の閉塞状況に追いやった、甘っちょろい偽善・欺瞞に満ちたものである。この閉塞を打破し、日本を国際競争力ある国にするためには、階級社会化は必要な選択である。それで(負け組として)底辺に追いやられる人もいるだろうが、やむをえない。それも自己責任だから」
 だが……そのような見方には、大きな落とし穴がある。
 本当に「実力主義」とか「自由競争」とか言うのであれば、その前提条件として「公平・公正」が、特に「機会」と「評価」でなければならない。だが今の日本現実、及びこれから日本社会が迎えようとしている社会は、必ずしもそうではない。
 まず、機会からして不公平・不公正がある。
 一生懸命真面目にコツコツと働いている人たちが居る一方で、大した努力もせずに、真面目に働いている人たちの努力の上にあぐらをかき、威張り散らし、自分たちだけがおいしい思いをしているという、自称セレブ、自称エリートや自称勝ち組たちが、ごろごろいる。例えば、シリーズ「第1回」に出てきた派遣社員の女性と自称ベンチャー女性社長の話を読んでもらいたい。その女性社長がどれだけ優れた人物なのかは知らないが、どう考えても部下の扱いが無茶苦茶、明らかな労働基準法違反である。
 さらに象徴的な例がある。それは、新自由主義の道を歩んでいる日米両国のトップリーダーたちである。現米国大統領のジョージ・ブッシュ・ジュニアを見よ。米国の一流私立大学を卒業したというが、あの人物と言動からは、どう見ても実力だけで入学・卒業できたとは思えない。わが国の小泉純一郎・現首相と森前首相も、東京の一流私立大学を卒業したと言うが、あの人物と言動からは、とても実力だけで入学・卒業できたとは思えない。森前首相はまともに試験を受けて入学したわけではないようだし、小泉首相に至っては学歴詐称疑惑でもある。他にも(特に)世襲議員の中には、本人の努力・能力だけで現在の地位を得たとは思えないようなのが、少なからずいる。これは、企業経営者の中にも見られる。
 大学生の偏差値(所属大学のランク)は、「親の収入とほぼ正比例の関係にある」という統計分析が出た話を、もうずっと前に聞いたことがある。
 そのような話を聞く度に疑問に思う。
 世間では「実力主義だ、自由競争だ」というけれど、本当にそうだろうか? むしろ実態は、江戸時代のような世襲制身分社会に近づきつつあるのではないか? 我々はもしかして、「子々孫々まで庶民の犠牲の上に特権的地位を持ち続けたい」と願う人々に騙され、踊らされていたのではないか?

 さて、話を戻そう。
 米国が既に迎え、そして日本がこれから迎えようとしている社会の実態は、このようなものだ。それをよく知らずに、そのような社会を作ろうとしている小泉自民党を支持したとしたら、それは「社会に対する無知」である。
 しかしそれよりもありうるのが……そしてより重大なのが「自分自身に対する無知」である。社会そのものを知らないというか、「その社会の中で自分はどういう存在で、どういう立場にいるか」ということを想像できない。平たく言えばそれは、「世間知らず」「身の程知らず」でもある。
 小泉構造改革、新自由主義路線の果てにあるもの。それはごく一部のエリートや勝ち組だけが、圧倒的多数の負け組の犠牲の上においしい思いをし続けるという社会であり、私はこれを「一億総負け組社会」と呼んでいる。そのような社会で勝ち組やエリートに上がることができるのは(勝ち組やエリートの家庭に生まれたのでなければ)、ずば抜けた実力だけでなく、(コネなども含む)非常な幸運に恵まれたごくひと握りの人だけである。実態を知れば、そのことが理解できるはずのだが、できない。「自分も、エリートや勝ち組になれる(かもしれない)」という根拠のない幻想を勝手に抱いて、簡単に騙されてしまう。
 これこそが、今回の冒頭であげた「騙される若者・日本人3つの弱さ」のうちのひとつ目、「社会と自分自身に対する無知」である。

 このような日本人(特に若者)の甘さは、一体どこから来るのか?
 それはまず、人生経験が、特に社会経験が少ないことが大きいだろう。
 たいていの場合、人は若い時には野心的で、大きな夢を持つ。自分の限界を知らないゆえの自信もある。社会に出て挫折や苦労の体験を重ね、自分の限界や世間の厳しさ・優しさなどを知る過程で、適当なところで夢を諦めたり、妥協したり、あるいはより現実的な夢の追い方ができるようになるものである。
 だが日本の若者の場合、必ずしもそうはいかないようだ。何故か?
 ひとつには、このシリーズ(特に第2回)でも述べたように、マスメディアや有名人の口などを通じて、小泉改革(=新自由主義、市場原理主義)に対する幻想をばらまいている人たちがいるからである。そこでは、今の社会や自分の境遇に対して不満や疑問を抱いている人たちでさえ……というか、それゆえに勝手に幻想を抱かされて騙されてしまう構図ができている。

 そして、まだある。
 若者だけでなく、社会経験を積んだはずの大人までも含めた多くの日本人が、新自由主義への幻想を抱かされたまま覚めない大きな理由が。
 それが、今回の冒頭であげた「騙される若者・日本人3つの弱さ」のうちの2つ目「自分を見つめられない弱さ」と、3つ目「他者と社会に対する想像力の欠落」である。
 次にその2つに対して述べたいと思うのだが、また長くなってしまった。ここで一旦切って、続きは次回以降にしたい。

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 なお、この過去ログへのコメント・TBはこちらへどうぞ。

※ここのアニメGIFバーナーは、『雑談日記』のSOBAさんが作成されたものです。
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【2006/11/06 22:03】 | 新自由主義批判 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑

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