「悪質荒らしは無視が一番」とかよく言われます。
しかしながら、実際にはこれが意外と難しかったりするのです。
ネット工作員や熟練した悪質行為の常習者などは、無視されることも想定した上で「ヲチ・攻撃対象が無視しにくい状況」を巧みにつくりあげていきます。 そのため、無視しようとは思ってみても、つい相手をして、向こうのペースにはまって、泥沼に引き込まれた(あるいは引き込まれそうになった)という場合もあるのです。
今回も、あなたに無視をやめさせ、巧妙に泥沼に引きずり込もうとする悪質行為者の手口と、それに対抗するために必要な手段や方法・心構えについて話したいと思います。
前々回 と
前回 に続いて、それらの手口のうち「心理作戦」というものについての話をします。
悪質行為を行う者たちは、ヲチ・攻撃対象に無視をやめさせるため、あの手この手で相手の心を揺さぶってきます。 釣り、挑発、ハッタリ、恫喝、あるいは味方や親切な第3者を装って近づくなど。
時には、自分自身ではなくお仲間にやらせて、相手を自分たちの土俵に巻き込もうとします。
こんな高度で手の込んだことをしてまで、ヲチ・攻撃を行うというネット工作員や悪質行為常習者の手口のことを、「心理作戦」と私は読んでいます。
今回も、この心理作戦についての話をしたいと思います。
今回は特に、
心理作戦を効果的に行うために、「ネット工作員や悪質行為の常習者たちが、ヲチ・攻撃対象を調査・分析しているか?」という点に着目していきます。 まるで探偵か諜報機関のごとく、ヲチ・攻撃対象のことを徹底的に調査・研究することもあります。
相手の性格。趣味や好み。文章の個癖。対象がよく訪れるサイト。相手が他サイトのコメント欄で行った発言まで細かくチェックするような念の入れようです。
そこまでして、相手の性格や弱点などを分析して、相手を揺さぶり、無視をやめさせ、ダメージを与えようとしてくる。
そんなことをうかがわせるようなケース、そして彼らの恐るべき情報力(収集力・分析力)がわかるようなケースを紹介します。
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荒らしなどネットでの悪質行為を行う者たちが、相手に無視をやめさせるために行う手口などについて説明・考察する『悪質荒らしを無視することの難しさと条件』シリーズも、今回で5回目になりました。
当初の予定ならば、もっと前にこのシリーズを終えて、他の話題に移っているところですが、延びに延びて今に至っています。
18日に行われた大阪市長選挙は、民主党の新人候補が現職を破るという結果になりました。
またしても自公政権の終わりが見えてきたような出来事であったわけです。
もっとも、それに対する民主党も、まだまだ矛盾や問題を抱えているようですが……。
このように、世の中は大きく動いているようです。
それで、「このシリーズを一旦中断して他の話題に移りたいなー」と思ったことも正直あるのです。
しかし……。
現在でもあっちこっちのサイトに、アホな荒らしや粘着行為を続けているネット屑やネット工作員などが出没しているようです。
それでお困りの方や、不愉快な思いをされている方も多いようです。
「以前よりは、ネット工作員や悪質行為常習者の活動は下火になったかな?」と思っていたのに、最近また彼らの活動が活発化してきたようです。
しかも、本シリーズでも述べているように、より巧妙化しているケースが多くなっているようです。
おそらくは、彼らが主に支持・擁護しようとしている自民党政権が次第に追い詰められようとしているので、彼らも必死になっているのではないか? そのように私は考えているのですが。
粘着や悪質行為の常習者たちや彼らへの対処策を考える必要性は、まだあるのではないか? そのように考え直して、このシリーズを続けること、そして荒らしや粘着などの悪質行為への対策やネットの言論問題に関するエントリーを書き続けることにしたのです。
また先日、
『喜八ログ』 さんが、記事にて本シリーズを紹介されました。
「お隣りブログ記事拝見(4)」
http://kihachin.net/klog/archives/2007/11/blogs4.html 喜八さん、ありがとうございます。
おかげでアクセス数や、ランキングの順位と得票数も上がりました。
何よりこうして紹介していただき、元気も百倍です。
というわけで、このシリーズの続き、行きます!
さて、ここから本題。
「詐欺師は、心理学者以上に心理学の実践者である」
最近読んだある漫画にあった言葉です。
しかし私はこうも思うのです。
「ネット工作員や悪質行為の常習者もまた、心理学者以上に心理学の実践者である」 前々回 と
前回 において、ネットで悪質行為を行う者やその協力者・同調者たちが、ヲチ・攻撃対象に無視をやめさせるために、心理的な揺さぶりをかける手口について論じてきました。
その心理的攻撃は、無視をやめさせるばかりか、相手の平常心を乱し、深刻な精神的ダメージを与えるという恐るべき効果をあげることもあるのです。
ここで、
シリーズ第2回 にて紹介しました、俳優の高岡蒼佑さんと宮崎あおいさんのケースを再びとりあげてみます。
理不尽にも「反日小僧」のレッテルを貼られて、悪質ネット屑(ネット工作員)どもの凄まじい攻撃に晒された高岡さんですが、その時無念にもサイト閉鎖に追い込まれた高岡さんの挨拶文に以下のような箇所があります。
けれど中には本当に恐ろしいことを書く人間もいるって そのとき初めて知りました。 その時期は正直死にたいなって思うことも何度もあり、 仕事にならず病院にも通いました。 ほんとに嫌になりました。
高岡さんのケースは、
「物量作戦」 と、当時から交際のあった宮崎あおいさんを巻き込んでの
「人質作戦」 、そして「心理作戦」とが組み合わされ、大規模に展開されたものと考えられます。
特に、大の男にすら「本当に恐ろしいことを書く」とか、「正直死にたいなって思うことも何度もあり」とか言わせるほどの心理攻撃の恐ろしさには、注目すべきものがあります。
一見好き勝手に、やりたい放題に罵倒や中傷をしまくっている悪質行為者たちですが、それだけではここまで恐ろしい威力を持つ心理攻撃ができるでしょうか?
実は「如何に効果的に無視をやめさせるか?」 とか、「如何に効果的に精神的ダメージを与えるか?」 などを計算して、巧妙に行っていると思われるケースも、しばしば見られます。 彼らは、そのような恐るべき心理攻撃を行う能力をどのようにして手にいれたのでしょうか?
そういう才能を元から持った奴らなのか?
心理学の知識でもあるのか?
そこかに入れ知恵をしていて煽っている人が居るのか?
長年ネットで悪質行為の経験を重ねているうちに、自然と身に付けたものなのか?
それとも……?
いずれなのかは、私にはわかりませんが……。
ただ、いずれにせよ。
実に巧妙に相手の心理的弱点を突いて、相手に無視をやめさせ、精神的ダメージを与えようとしてくるケースが結構あります。
そして、相手の性格や弱点をなどを分析するために、恐るべき情報力(収集力や解析力)なども持っている者もいます。
以下に、そういったことをうかがわせるケースを2つ紹介しします。
*「こちらの心理を読まれている!」と驚愕したケース *ネット工作員らの情報力を目の当たりにしたケース *「こちらの心理を読まれている!」と驚愕したケース これは、私自身の体験談です。
だいぶ以前の記事 でもとりあげましたが、昨年の11月頃、多くのブロガーに対して誹謗中傷や言論妨害を行ってきた札付きの悪質工作サイト
『反日ブログ監視所』 (注:当時は二代目サイトでしかたが)の管理人・篠原静流と、アホな陰険漫才を演じてしまったことがあります。
その時の話です。
その頃2代目『反日ブログ監視所』は、私だけでなく、弊サイトの常連さんたちや友好サイトにまで攻撃をしかけた。
それにブチ切れた私は、11月7日付けで以下のような批判……というよりケンカ記事を書きました。
他人を見下すバカ者たち
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-8.html 今から思えば、我ながら本当に恥ずかしい話です。
無視したらよかったのにても、つい熱くなって反応し、このような稚拙な記事を書いてしまったのですから。
それから一日経つか経たないかのうちに、2代目『反日ブログ監視所』から、反論……というより反撃記事がこちらにTBされてきました
(注1) 。
まあ記事の内容自体は、揚げ足取りや、自分のことを棚に上げて他人を非難するという類のものがほとんどだったので、私にはどうでもよかったのですが……。
しかしそれよりも、私を驚愕させたことが2つありました。
ひとつは、問題の記事がTBされたほぼ同じ頃から、弊サイトの一日あたりのアクセス数が、わずか1~2日の間に1000近くも増えたことです。
しかも当時、アクセス解析を見たら問題記事の反撃記事リンクからの一日あたりアクセスが何百とあったのです。
これには正直ビビッてしまいましたが、後に「実は、セコいアクセス数偽装工作だった」という大笑いな事実が判明しました
(注2) 。
そしてもうひとつは……今だから言えることですが、
「こちらの心理や性格までもが読まれているのではないか!? まぢで!」と感じたことでした。 喧嘩を売る記事 をあげてから、早速『それで反論したつもりか!?』という応酬記事
(注1) がTBされてきました。
それから間もなく、そのお仲間と思われる人物がコメントとTBをしてきました。また、管理人・篠原本人がコメントをしてきたこともありました。
うっとおしいから削除してしまったのもありますが……
気が付いたら、彼らの相手をしていました。ついつい反応してしまったのです。 今から思えば、自分でも自覚しないうちについつい相手のペースにはめられてしまったわけですが、それを見かねたのか、友好サイト
『季節』 の管理人・じゅん氏より、以下のような記事をTBしていただきました。
篠原某等を相手にする必要無し
(「季節」2006年11月7日記事)
http://pueblo.seesaa.net/article/26935005.html そのおかげでようやく、はっと我にかえることができました。それでようやく、自分のペースを取り戻して無視することができたわけです。
じゅん氏には感謝するとともに、自分の人間的な未熟さに恥じ入るばかりです。
「それにしても……?」と、疑問に思いました。
何故、奴らのペースにまんまとはめられてしまったのだろうか?
もちろんそれには、私自身の人間的な未熟さがあったことは認めます。
しかし……。
まるで、「どうやったら、私がコメント等を無視しにくいか?」とか、「どういう文面ならば、私がつい熱くなってしまうのか?」などを計算した上で、攻撃が行われているように感じました。 つまり、「もしかしたら、こちらの心理(性格や弱点等)を読まれているのではないか?」 という疑念が頭に浮かんだのです。 ここで、「何故、無視できなかったのか?」を、自分でもうちょっと考えてみることにしました。
まず当時の私には、「たとえ表面的であっても、一応は最低限の礼儀を守ってくるもの、言い分に一部でも理があるものに対しては、とりあえず相手をしなければならない。した方がよい」という、思い込みがありました(今から思えばクソ真面目すぎですが)。
また、当時は私も、今よりも変に読者(特にロム状態にある第三者)の目を必要以上に気にするところがありました。
それに加えて、集団で悪質行為を行う者たちの存在も、今よりも大きく思えたのです。「彼らが、ネットで大した影響力を持たない、恐れることのない存在である」とはっきりわかったのは、もっと後のことでした
(注3) 。
そのため、「表面的には礼儀正しい普通のコメントだけども、なんかちょっとヤバそうだ。何か罠がありそうだ」といったコメントが来た場合には、対応に苦慮してしまう、「無視・削除すべきかどうか」を迷ってしまうようなところが……そういう小心なところが、私にはありました。
そんな私の性格を見抜いて、こちらが無視・削除しにくような文面(少なくとも表面的には礼儀正しく見える。一部もっとな理屈を付け加えるなど)のコメントをよこしてきているのではないか?
そんな気がしました。
もちろんこのような疑念は、私の妄想か、考えすぎでしかない場合もありえます。
最初は私も「まさかな、いくら何でも考えすぎだな……」と、思っていたところもあります。
しかしその後、『反日ブログ監視所』の掲示板にて、篠原本人が以下のように話しているのをみつけました。以下、引用(注:
赤字部分 は筆者による色づけです)。
25 終わりの始まり administrator 管理人 miracleさん 2007-2-5 22:59 [返信] [編集] komichiがkaetzchenをスルーし始めた件w
miracleさん 26 Re: 終わりの始まり shizurux 管理人 静流 2007-2-6 0:36 [返信] [編集] 引用: miracleさんさんは書きました: komichiがkaetzchenをスルーし始めた件w いや、それはないでしょう。 komichinにそんな度量があるとは思えません。たまたまネットにアクセスできない都合でもあるのでしょう。 むしろアクセスしたときにkaetzchenのコメントにレスしていない状態になっていることでkaetzchenが気を悪くするのではないかと、「しばらくネットにアクセスできなかったから」と、kaetzchenに弁解するでしょう。 しかし、そう思われても癪に障るから、ひとまず「皆様」に対して弁明という形をとるでしょう。(皆様といってもコメントしているのは実質kaetzchenなんだが)それと平行してkaetzchenにもレスします。私はkomichiの考えていることがよくわかるんです。komichi自身が「見透かされているよう」と心境を吐露していますよ、ふっふふふ。 やっぱり、こちらの心理を読まれていたようです。 やった本人自身もそれを認めているし、私の妄想や考えすぎでもなかったようです。 このようにして、ネット工作員や熟練した悪質行為の常習者たちは、相手の心理や性格などを分析しながら、攻撃・嫌がらせを……まさしく「心理作戦」をしかけてくるわけです。
そのためには、恐るべき情報力と執拗さを発揮することもあります。
次に、「心理作戦」そのものではありませんが、(彼らが「心理作戦」のためにも用いる)
恐るべき情報力と執拗さ を発揮したケースを紹介します。
*ネット工作員らの情報力を目の当たりにしたケース ネット工作員や悪質行為の常習者たちは、ヲチ・監視対象を追い詰めるために、プロの探偵並みの情報力 や、ストーカー変質者並みの執拗さ を見せることがあります。 時に、一度潰した相手が別所でHN変えて活動をしたとしても探し出してしまうという、こともあるのです。
ここでは、そういったケースを紹介します。
昨年(2006年)の5~6月頃、HN・さみしい王女さんのブログ『THE PRISONER NO.81』
が、『反日ブログ監視所』(当時は、FC2によりサイト凍結処分を受けた初代サイト)の攻撃を受けて閉鎖に追い込まれました。
現『反日ブログ監視所』 の「■反日ブロガー紹介■」というコーナーに、
『時代錯誤のアカ詩人「さみしい王女」』 という題名で、代表的記事のひとつとして紹介されているエントリーがあります。
それが当時、彼らがさみしい王女さんを攻撃し、サイト閉鎖に追い込んだ時の記事です。
追記にも、彼らの手でサイト閉鎖に追い込まれたことを思わせる箇所が見られます。
教育基本法改正のポイントのひとつであった「愛国心の強制」に批判的な意見を述べたさみしい王女さんに対して「時代錯誤のアカ詩人」などという酷いレッテル貼りをして攻撃を行い、サイト閉鎖にまで追い込みました。 しかし彼らは、それだけでは飽き足らず、一度潰した相手がHNを変えて別所で活動していることまでも執拗に探し出して、手を出してきたのです。 現在、初代『反日ブログ監視所』がサイト凍結処分を受けたために、見られらなくなっているかもしれませんが、当方はその時の記事『その後のアカ詩人』(旧アドレス:http://shizurus.blog63.fc2.com/blog-entry-40.html)を、凍結前の時点でコピーしていました。
以下に晒し……いや、紹介しますので、彼らの恐るべき執拗さをとくとご覧ください。
以前、こちらで批判した「さみしい王女」の、その後をフォローする。 ご存知の方も多いかと思うが、アカ詩人のブログが閉鎖された。 その後、彼女はどうなったのか心配の方もいらっしゃるだろうから、 追加レポートを発表したい。 以前の記事はこちら http://shizurus.blog63.fc2.com/blog-entry-34.html -------------------------------------------------------------------------------- 5月31日 「さみしい王女」批判記事をアップしトラックバックを送信 6月01日 ○○○というHNで、当方の批判記事にコメントが入る 王女からの反論(?)トラックバックを受信 王女、自分の blog へのコメント、トラックバックを認証制に切り替える 王女、komichi の blog にて自分も反日認定されたことを告白(笑) 数日後、王女の blog が閉鎖される。 06月07日 komichi、「 美しい季節とは誰にも言わせまい・・・・」の「 ダーウィンもびっくり!ブログ進化論」へ次のようなコメントを入れる。 < つい昨夜でも、最近見つけたサイトのひとつが閉じられているのを発見しました。そこも「反日」認定されていたようですが、まさか……!? > その前日、つまり 06月06日 「9条守ろう!ブロガーズ・リンク」に新規賛同したblog が「■あしたのそら by 菜緒(なお)」 だ。 まず今一度、「さみしい王女」のブログを振り返ってその特徴を整理してみよう。 1.詩人 2.週刊金曜日へのリンク 3.自分の別ブログ 「空いろの花」 「花のたましひ」 へのリンク有り 4.jugem ユーザー 5.9条ブロガーズ 6.コメント、トラックバックは認証制 では次に「■あしたのそら by 菜緒(なお)」 を御覧いただこう。 http://kakukatariki.jugem.jp/ こちらは、「あしたのそら」のリンク集ページ http://kakukatariki.jugem.jp/?eid=3 「さみしい王女」の以前の批判記事を「あしたのそら」へトラックバックしたところ、認証制となっていた。 両者は見事に合致する。 よかったな、komichi さみしい王女は生きていたぞ! だが深入りするな、人妻だから
さて、読者の皆さんは、この記事を見てどう思われましたか?
私の友人の一人はこの記事を見て、「こいつら、ビョーキだ」と口走りました。
いくらかヒントとなるものはあったとはいえ。
また、この記事を書いた篠原はちょっと事実誤認をしている箇所
(注4) も見られますが恐るべき情報力です。
いや、もしかしたら本当は、「さみしい王女さん = 奈緒さん」ではないのかもしれません。
しかし、そうだとしても……。
一度潰した(サイト閉鎖に追い込んだ)相手を、ここまで執拗に探し出そうとする執拗さは、尋常ではないでしょう。 「そこまでするのか!?」と、思います。 そう言えば……私が他サイトのコメント欄で行った発言を細かいところまでチェックしているような箇所も見受けられますね(笑)。
ネット工作員や悪質行為の常習者が、彼らが如何に情報力と執拗さをもって、ヲチ・監視対象を追い詰めていくのか。
そんなことがわかるケースです。
なお、ここでひとつお断りがあります。
こうしたケースを紹介する場合、下手をすると、被害者に対してさらに二次被害を与えてしまう恐れがあります。
今回の場合は、奈緒さんを更なる被害に遭わせてしまうような危険性です。
しかしながら、奈緒さんのブログ
『■あしたのそら』 は、昨年6月から現在まで一年半ほど更新されておらず、「奈緒さんご自身も事実上サイトを放棄されたのではないか」と、こちらで判断したため、今回こうして紹介させていただくことにしました。
さて、今回の結論です。
このような「心理作戦」に対してどのように対処したらいいか。
無視するといっても、どのように無視すればいいか。
私なりにいくつか提案していきたいと思います。
(1)「悪質行為を行う奴らは、声が大きいように見えても実際は大した存在ではない」ことを、よく認識すべし まずは、この認識を持つことです。
結局、悪質な中傷を行う者たちの発言が気になってしまうのは、「もしネットで悪く言われていたらどうしよう?」と、どこかで気になってしまうからでしょう。
しかし、本シリーズで何度か申し上げましたが、
ネットで中傷などの悪質行為を者たちの影響力など実は大したことはないのです。 彼らは自分たちを大きく見せる、いかにも多数派であるかのように見せてきますが、このことさえ知っておけば、気にすることはありません。
(2)ただし悪質行為を行う者たちが、自分のサイトに入り込んできた時には、徹底的に排除すべし その上で、自サイトなど自分のテリトリーに入り込んできた時には、彼らを徹底して排除するのです。
何を言われようが、それを実施してください。
しつこいようなら、
・コメントを承認制にして絶対に承認しない ・IP・リモホによる書き込み禁止措置などで追い出す。 などの措置で排除してください。
逆に言えば、自サイトなど自分のテリトリーから追い出しさえすれば、さほど怖くはない連中です。
ただし連中は、あなたの周りの人たちも巻き込むという
卑劣な「人質作戦」 をしかけてくる場合もあります。
ですから、あなたの周りの人たちにも「悪質行為を絶対許さない」「断固排除する」という共通認識をもっていただくように、日頃から心がけてもらった方がいいでしょう。
(3)中傷などの悪質行為が行われているサイトは、見ない方がいい 悪質行為者たちの行う中傷には、読む人に心理的ダメージを与えます。
時に、タフな大人でさえも「死にたいほどイヤになる」と思わせるものもあります。
自分の悪口を言われているわけでもないのに、読んでいるだけで気分が悪くなってくる。そんな場合もあります。
私のように、中傷に慣れてしまった人ならまだいいのですが、そういった人ばかりではないでしょう。
それならいっそ、
一度無視すると決めたら、とことん無視する。中傷をしている相手のサイトには、絶対に行かない。 そこまで徹底して無視した方が無難でしょう。
また、直接悪質行為に加担しているわけでなくても、
あなたに対する中傷を放置して何もしないようなサイトにも、行かない方がいいでしょう。 極論すれば、そんなサイトの管理人とは縁を切ってもいいのです。そのようなサイトの管理人は、その自覚はなくても、あなたへの中傷行為に加担しているも同然なのですから。 (4)ネットでは、あまり自分の情報……特に弱点につながるような情報は出さない方がいい ネット工作員や悪質行為の常習者、及びそのお仲間・同調者たちは、ネットのあらゆる場所から、ヲチ・攻撃対象に関する情報を集めてきます。
あなたのサイトで行った発言(記事本文だけでなく、コメント欄のわずかな発言。あるいは、だいぶ昔に書いた発言にまで)はもちろん、他サイトで行ったコメントなどもチェックされることは、本文にあげた事例でもおわかりいただけることでしょう。
さらに、HNを変えて別所で発言したとしても、ちょっとした個癖などのわずかな情報から感づかれてしまうケースもあるのです。
従って、
「あなたがネット上で行ったあらゆる発言や、一度でもネットに出したあらゆる情報は、チェックされている。または、チェックされている可能性が大」 と考えた方がいいでしょう。 あなたを特定する情報や、自分の弱点(欠点やコンプレックスなど)に関する情報は、なるべくネット上に出さない方が無難でしょう。
相手はそこを突いてきますから。
あるいは、「そこをけなされても大丈夫」という自信があれば、公開してもかまいませんが。
例えば私の場合は、自分が「低所得者の負け組」であることをカミングアウトしていますが、それは私自身が、そこをけなされても平気であるからです。それどころか……弊サイトのタイトルをご覧いただくとわかりますが……そのことすら「ウリ」にしているからです(笑)。
逆に言えば、そうでなければ、自分の弱点に関する情報は、できるだけ出さないようにしましょう。
既に公開してしまっている方や、あるいは仕事やサークル活動の都合などで自分たちの情報を公開せざるをえないような方は、その分他の対策・備えを徹底させてください。
それから一応、お持ちのパソコンやサイトのセキュリティにも十分注意してください。 不正侵入されて情報をとられるという可能性も、ないわけではないですから……。 私からは、簡単に以上の対策を提案します。
より進んだ「心理作戦」への対策については、以下の記事を参考にしてください。
外部リンクですが、弊サイトの記事よりも、よほどためになりますよ(笑)。
ハート・ディフェンス
http://jyakusya.blog69.fc2.com/blog-entry-13.html 2ちゃんねらーの心理戦対策
http://jyakusya.blog69.fc2.com/blog-entry-21.html それでは、長くなってしましたが、とりあえず本シリーズ『悪質荒らしを無視することの難しさと条件』を、これにて終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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(注1): その時、管理人・篠原が書いた反論(というより反撃)記事が、以下のところに、解説とともにコピーされています。
適当なこと168
(「気ままにつれづれ」2006年11月11日記事)
http://anklgh90iosa.seesaa.net/article/27197651.html (注2): その時の詳細は、以下の過去記事に書いてあります。
ネット工作員は数字の魔術師……そして、張り子の虎(笑)・その4
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-66.html ネット工作員は数字の魔術師……そして、張り子の虎(笑)・その5
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-67.html (注3): その時のことが、以下の過去エントリーに書いてあります。
やっぱり『反日ブログ監視所』は「張り子の虎」だった! @ 『嗚呼、負け犬の遠吠え日記』のようなショボいサイトにすら負けていたとは(笑)
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-75.html 100%確実な指標ではないとしても、明確な数値によって、悪質行為を行う者たちのショボさがわかりました。
「これならもう、あいつらに何を言われても大丈夫だな」と、安心して無視することができるようになったのです(笑)。
(注4): 篠原の事実誤認は、この部分。
王女、komichi の blog にて自分も反日認定されたことを告白(笑)
実際には、さみしい王女さんが「自分も反日認定されたことを告白」されたのは、弊サイトではありません。
sobaさんのブログ『雑談日記(徒然なるままに、。)』の以下の記事のコメント欄です。
あ、ハハハハハ、はぁ(笑)「反日、売国、非国民を監視するブログ」だってさ。(笑)
(「雑談日記」2006年4月28日記事)
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2006/04/post_a2f8.html ここの6月1日のコメントをご覧ください。
それにしても篠原のように、ヲチ・攻撃対象に関して綿密な情報収集を行う者が、何故このような事実誤認をしたのか? そこはわかりません。
まあ、些細な疑問に過ぎないのですが。
実を言いますと、さみしい王女さんの一件を私が知ったのは、『雑談日記』さんのこの記事を読んだからです。
その直後から様子がおかしくなり、「もしや」と思っていたら……サイトを閉鎖されていました。
気付いていながら助けてあげられなかったのは、今でも悔やまれます。
その後、何人かの読者さんのご提案によって、『反日ブログ監視所』の被害に遭っている人たちに、
激励と連帯を呼びかける記事 をTBして送るという運動を始めました。
その時も、さみしい王女さんの一件で得た教訓(「対応はできるだけ迅速に!」など)を活かすことができました。
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