嗚呼、負け犬の遠吠え日記
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毘沙門堂の紅葉(前編) @ 京都妖怪探訪(321)




 どうも、こんにちは。
 京都・霊場魔所の紅葉シリーズ。
 今年はまだ続きます。

 今回とシリーズ次回とで、京都・山科の古刹「毘沙門堂」とその紅葉の光景をお届けします。
 毘沙門堂とはその名の通り、七福神の一人であり、密教の守護神でもある毘沙門天を本尊に祀る寺院です。
 その歴史は古く、平安京遷都より前の大宝3年(703年)に文武天皇の勅願で、奈良時代の有名な僧・行基によって、この寺の前身・護法山出雲寺が開かれました。
 延暦7年(789年)、天台宗を興し比叡山延暦寺を開いた伝教大師・最澄の手で本尊の毘沙門天が創られ、ここに祀られたそうです。

 平安京の歴史に詳しい人や、一部のオカルトマニアなどの間では有名な話ですが。
 平安京遷都を行った桓武天皇は、自分と息子・安殿親王を権力の座に就けるため、親族を含む多くの人々を謀略にかけて死や破滅に追いやったため、彼らの怨霊に怯え続けなければならなくなりました。
 そのために平安京遷都を行い、さらに平安京を多くの呪術的な防御を固めるために、都やその周辺に多くの寺社仏閣などを建てまくった。都から見て鬼門にあたる位置に創られた比叡山延暦寺もその最大のもののひとつ、と考えられていまうす。
 戦乱等の事情によって現在の位置に移転されたものの、元は出雲路(京都・御所から見てほぼ鬼門の方角)にあったという出雲寺(現在の毘沙門堂)も、そういった霊的防御のための施設のひとつだったと推測できます。

 現在でも天台宗の寺院であるこの霊場は、秋になれば紅葉名所のひとつとしても有名です。 
 そんな場所の紅葉の光景を、今回本シリーズでもとりあげることにしました。



 いつもの通りアクセスから。
 JR琵琶湖線の山科駅前から。





 ここには、京都市営地下鉄京阪電車の駅等もあり、わりと交通の便は良い場所です。


 JR線下を通る地下道を通って北へ。






 途中の道にも秋の光景が。


















 毘沙門堂の入り口付近にも、見事な紅葉が。












 休日だったこともあり、多くの参拝者や観光客で賑わっていました。



 入り口から美しい紅葉のトンネルが出迎えてくれます。












 表門である「仁王門」へと続く階段。
 そこを上る途中で見た、紅葉の天井とトンネルです。









 仁王門をくぐって境内へ。






 本堂です。





 前述のように、本尊・毘沙門天は伝教大師・最澄の自作であり、延暦寺・根本中堂の本尊・薬師如来の余材をもって刻まれたと伝えられます。
 「商売繁盛」「家内安全」等にご利益があり、1月の初寅参りには福笹が授与されます。

 ここはやはり、平安京を霊的に守る防御施設のひとつであったと考えられます。
 平安京の霊的・呪術的防御のために創られた施設が、後世になって現世利益を掲げる寺社仏閣となったのは、京都の多くの古い寺社仏閣に見られるパターンであるからです。



 さすがに本尊の毘沙門天は撮影できませんでした。
 というより普通、貴重な秘仏や寺宝等は滅多なことでは撮影させてもらえません。

 その代わりというわけではありませんが……。
 本堂裏には、見事な紅葉で染まった庭の光景を拝むことが出来ました。












 それでは、今回はここまで。
 シリーズ次回も、紅葉など毘沙門堂秋の光景をお届けします。





*毘沙門堂の地図・アクセスはこちら



*毘沙門堂のHP
http://www.bishamon.or.jp/index.html



*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm



*この記事はこちらからの転載です。




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