さらにその後、中川辞任にまで至った一連の騒動。
あのような政治家以前に社会人として失格な人物が、政府の要職にいたこと、及び世界に大恥を晒してしまったことも大きな問題です。
しかし私は、この騒動の背後にさらに大きな問題があると考えています。
あの問題の泥酔会見において、その場に記者たちがそれを問題にしなかったこと。
なんとG7の昼食会を途中で抜け出した中川氏が、財務省の官僚や日本の新聞記者らと酒を飲んでおり、そのあげくの恥さらし行為であったことが明らかになりました。
政治家と官僚。そして批判精神どころか社会的な常識も失ってしまったマスメディア。
その3者が癒着・堕落しながら日本をダメにしている。
そんな現実を象徴するかのような騒動であった、と私は見ています。
(komichi)

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古い記事ですが、最近弊サイト(旧館)の記事を紹介してくださったブロガーさんがおられました。
*来る解散・総選挙に向け、忘れまい3年半前の日本の9・11とあの時の悔しさを、言いようのない怒りを。ブログ記事を収集す。(『雑談日記』2009年2月23日記事)
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2009/02/2005.html
*民主主義・・「自由は拍手喝采とともに葬られる!?」 (『わんばらんす』2009年2月24日記事)
http://wanbalance.blog75.fc2.com/blog-entry-1104.html
『雑談日記』さん、『わんばらんす』さん、ありがとうございました。
この場にて感謝の意を表明します。
さて、ここから本題に入ります。
まずは、以下の動画をご覧ください。
もうご存知の方も多いと思いますが、あの中川昭一・前財務相が、G7での記者会見の場で、泥酔(と思われる)状態で臨んだ時のものです。
【2009年2月27日20時30分頃・追記】:
上記の動画が削除されておりました。
「この動画は、TV-Asahi Corp.さんによる著作権侵害の申し立てにより削除されました。」とのことでした。
これをどう考えたらいいのか……?
この醜態は全世界の人々の知るところとなり、日本国の名誉と国益を大きく損なう結果となりました。
中川氏側は、それを「体調不良によるもの」だと説明したそうです。
しかし問題の会見の直後、中川氏は「体調不良」にあるにもかかわらず、バチカン市国にあるバチカン美術館を公費で約2時間観光しました。さらにそこで「触られていることが禁止されている美術品に手を触れる」とか「柵を越えて警報を鳴らす」とか「像の台座に座る」などの、信じられない非常識な言動をしでかしていたことも明らかになりました。