そのような見方がある。
私は詳細な統計データーを見たり、分析したりしたわけではない。
だが、実際に過疎化の進む田舎に行ってみると、自民党の進めてきた「地方切捨て」の結果と、それによる「地方の自民党離れ」が素人目にも一目瞭然であった。
今回は、墓参りに訪れた祖父母と父の故郷で見てきたことから、その様子を話したい。

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さて、また一週間ほども更新をサボってしまいました。
仕事の多忙と疲れもありますが、ここしばらく本当にスランプでした。
なんというか……書きたいことはたくさんありました。
相変わらずネットの各所で、アホな言論テロや迷惑行為を繰り返しているネット屑・ネット工作員の皆さんのこととか。
選挙大敗の責任もろくにとらない駄目トップが居座ったままの「安倍改造内閣」とか。
「強いものに自分を売り込んで目立ちたい、おいしいポストを得たい」という目的のために、よりによって長崎原爆の日に訪米して、恐るべき売国・国辱外交をしてくださった前防衛相のマダム・スシさんのこととか。
「さっさっと自民党へ行けよ」と言いたくなるほど、味方の足を引っ張り、安倍自公政権を利する言動ばかりしている前原誠司サンのこととか。
「貧困の再生産など起きない。彼らは子供さえ持てないからいずれいなくなるだろう」などと、社会的弱者を踏みつけにする素晴らしい発言をされた、ネット工作員の大ボスとの噂もあるセコウ大先生のこととか。
『オー○の泉』なる番組で、前首相の息子をあやしげな霊能者もどきの男に持ち上げさせてまで、自民党と新自由主義勢力の応援に、何故か必死なテレビ朝日のこととか。
このようにネタはたくさんあったのですが……それでも書けなかったのですね。
スランプというのは、本当にあるようです。
何かしようとしても、うまくいかない。やりかけても、途中で「これでは駄目だ」と思って投げ出してしまい、結局何もできないという。
特にこのところは、知力・体力・精神力共に最低レベルにまで下がっていたのではないか。自分でもそう思います。
それで、ほとんど何もできなかった。
とはいえ、それでも何とか自分を叱咤激励し、更新を再開しようと頑張ろうと思います。
さて、前置きが長くなりましたが本題に入りましょう。
先月の参議院選挙における「自公大敗・民主躍進」という結果について、次のような見方があります。
「今回の参議院選挙は、“郵政選挙”とか“小泉劇場”とか呼ばれた一昨年の衆議院選挙と同じで、物事を深く考えない人々が、ムードに動かされただけの選挙ではなかったのか?」
政策や理念などで選択が行われたわけでは、必ずしもない。
日本の有権者の意識が上がったわけでは、必ずしもない。
日本社会に民主主義が根付いたわけでもない。
したがって、今回はたまたま政権与党の大敗という結果にはなったが、何かきっかけがあって流れが変われば、逆に政権与党に追い風が吹いて、自公大勝利などということもありえる。
そういう側面も確かにあるでしょう。
その点は、今回大勝利をおさめた民主党も、そして我々も心しなければならないでしょう。
しかし一方で思います。
今回の参議院選挙における自公大敗という結果には、特に小泉・安倍政権と続いてきた「市場原理主義」改革によって、切り捨てられ、衰退してきた地方の怒りが背景にあるのではないか。
しかもそれが、非常に切実・深刻な段階にまで来ていた。
そのため、長年続けてきた自民党支持を転換せざるをえなくなった。
ムードに流されたというだけではなく、そうした地方の事情と、選挙民の意識の変化もあったと思われます。
いろいろなデーターや統計数値を見なくても、実際に過疎化が進む地方や田舎の状況を見れば、「特にここ数年で地方(特に田舎)が、いかに疲弊・衰退してきたか?」というのが、よくわかります。