突然だが、皆さんは経済学者・植草一秀氏が痴漢の容疑で現行犯逮捕され、131日もの長きにわたって拘留されていた件を覚えておられるだろうか? 「何故、今頃になってその話題を?」とか、疑問に思われる人もおられるかもしれない。 しかしあの事件は、単なる痴漢事件とは違う、次の2つの意味で重要な意味を持っている。
(1)日本の国・社会のあり方。「日本が本当に近代法治国家なのか?」という問題 (2)フェミニズムなどを含む、日本の左派やリベラルがもたらした負の遺産
この2つの観点から、私はあの事件を見ていた。 最近のネットでは、参議院選挙や年金問題、久間前防衛相の発言などが主な話題になっていて、あの事件に今でも拘り続けている人はごく少数のようである。 しかしここであえて……この話題を扱っている人があまり居ない今だからこそ、参議院選挙も近いから今だからこそ、植草事件とその意味するものについて、ちょっと考えてみたい。
正直言うと、私がいきなりこんなエントリーを書くことになったのも、弊サイトに先日寄せられたあるコメントがきっかけだった……つまり、私のごく個人的な事情がきっかけだったのだが、それでも良いきっかけにはなったと思うので。
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7月4日のエントリー、『less worse の選択(2) @ 私なりのless worse』に対して、大竹さんという方から、批判的なご意見をいただいた。 ここでは、その一部を紹介する。
本文中にも出ておりますが、なぜ右派は首相の統一教会との関係に言及しないのか?など 左派は左派でなんでまた植草被告のような人を庇うのか?など 自分たちとおおむねの主張が一致してさえいれば、少々の瑕疵(少々なんてとてもいえないと思いますが)には目をつむろう。 現在の政治的言論界には、こんな空気があまりにも蔓延し過ぎていると思います。左右どちらもです。 結局それか、といわれそうですが、特に左派。 勢力維持・拡張だのパワーバランス、発言力だのそんなことを気にするより遥かに根本的原則として、 左派は誠実な批判者でなくてはいけないのではないか。
大竹さんは、「いわゆる左派・リベラルが大衆の支持と信用を失い、ネット右翼と呼ばれる人たちが増えた問題の背景には、左派・リベラルが抱えてきた矛盾や欺瞞があるのではないか?」という問題意識からこのようなご意見をよせられたのだろう。 正直なところ、同意できない部分もあったが、「左派」を称する者の一人としてかなり耳の痛いところもあった。 「左派・リベラルと呼ばれる人たちが抱える問題点」という大きなテーマについては、後日また改めてエントリーをあげて取り組みたい。 ただ今回は、コメントの中で触れられていた「植草一秀氏が痴漢の容疑で逮捕され、半年以上の長きにわたって拘留された件」に限って論じたい。
あの事件に際して私は、『雑談日記』さんが呼びかけた植草氏応援の呼びかけに応じた一人である。 だが、誓って申し上げるが、私は単に「植草氏が自分と同じ“反小泉”という立場であったから」という理由で、その呼びかけに応じたのではない。 [READ MORE...] テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
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