「三人言いて虎をなす」
この言葉通り、どんな嘘や言いがかりでも、多数の人間が大音量で宣伝し続ければ、真実らしく思えてくるというものです。
自民党とグルになった検察やマスゴミなどが、政権交代を阻止するために仕掛けてきたのも、こんな手口だったようです。
我々は、このことをよく覚え、理解しなければならないでしょう。
このような『物量作戦』に負けてはならないでしょう。
(komichi)

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中国の有名な古典のひとつ『韓非子』(内儲説・上)に、こんな話があります。
昔、古代中国の魏の国の太子が趙の都・邯鄲に人質として出される時のこと。
その時に太子と同行することになった重臣の一人が、魏王と次のようなやりとりをした。
重臣「誰か一人が『街中に虎が出た』と言ったら、陛下は信じられますか?」
魏王「そんなことがあるわけないだろう。信じるものか」
重臣「二人の者がそう言ったら、信じますか?」
魏王「信じれらない」
重臣「三人の者が口を揃えて同じことを言ったとしたら?」
魏王「それならば信じてしまうかもしれない」
重臣はこう続けた。
「街中に虎が出ることなどありえません。それなのに陛下は、三人が同じことを言ったら信じてしまうかもしれない、と仰る。私がこれから行く邯鄲は遠く離れたところです。そんなところへ行ってしまう私のことを、留守中に悪く言う者は、三人どころではないでしょう。どうか、このことをお忘れにならないでください」
重臣はそう言って念を押した。
にもかかわらず、その重臣が魏に戻ってきた時には、魏王は讒言に惑わされていたため、その重臣は二度と魏王にお目通りを許されなかったという。
この話から、「三人言いて虎をなす」という言葉が生まれたそうです。
複数の人から、繰り返し何度も聞かされていると、いつの間にか、どんな嘘でも真実に思えてくる、という話です。
さて、何故私が、冒頭からこんな話をしたのか。
弊サイト読者の皆さん、友好サイトの皆さんや、自エンドTBに参加されている皆さんの中には、お気づきの方もおられるでしょう。
そう。
つい最近も、「三人言いて虎をなす」と同じような、日本中を騒がした事件・騒動が起こったのです。
それによって、一人の政治家の政治生命が危機に追い込まれ、それまで盛り上がっていた政権交代のムードが壊されかけた事件が。